25900 – ダイドーグループホールディングス 財務分析レポート
営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
キャッシュフロー推移
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
セグメント別利益の推移
事業内容
事業の概要
当社グループは、国内外で飲料、医薬品、食品などの事業を展開しています。
主要な事業分野
- 国内飲料事業
- 海外飲料事業(日本、中国、トルコ、イギリス、ポーランド)
- 医薬品関連事業
- 食品事業
- 希少疾病用医薬品事業
各事業分野の詳細
国内飲料事業
国内飲料事業では、清涼飲料の製造・販売を行っており、海洋深層水を原料に使用した製品やドリンク剤(医薬部外品)を提供しています。
海外飲料事業
- 日本:海外市場への輸出事業を展開
- 中国:清涼飲料の販売
- トルコ:清涼飲料の製造・販売
- イギリス:清涼飲料の販売
- ポーランド:清涼飲料の製造・販売
医薬品関連事業
主にドリンク剤の製造を行い、清涼飲料の製造も一部担当しています。
食品事業
フルーツゼリーの製造・販売を行っています。
希少疾病用医薬品事業
ランバート・イートン筋無力症候群治療剤の製造販売を行っており、日本国内で販売を開始しています。
事業の特徴・強み
- 海外展開による多角化
- 医薬品事業と飲料事業の連携
- 希少疾病用医薬品事業の取り組み
今後の展開・戦略
当社は、海外市場での事業拡大や新商品開発に注力し、特に医薬品分野での成長を目指しています。また、持続可能な事業展開と地域社会への貢献を重視した戦略を展開しています。
関連会社情報
【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————-|——————|————|————————————–|———-|———-|
| ダイドードリンコ㈱ | 大阪市北区 | 350百万円 | 清涼飲料等の販売 | 100 | 有 |
| ダイドービジネスサービス㈱ | 大阪市北区 | 50百万円 | 営業事務、経理、給与計算等の管理業務受託 | 100 | 有 |
| ダイナミックベンディングネットワーク㈱ | 大阪市北区 | 50百万円 | 自動販売機のオペレーション業務の委託・受託 | 66.6 | 有 |
| ダイドービバレッジサービス㈱ | 大阪市北区 | 50百万円 | 清涼飲料等の販売業務受託 | 66.6 | 有 |
| ㈱ダイドービバレッジ静岡 | 静岡県袋井市 | 50百万円 | 清涼飲料等の販売 | 66.6 | – |
| ダイドーベンディングジャパン㈱ | 鳥取県米子市 | 70百万円 | 清涼飲料等の販売 | 66.6 | – |
| アサヒ飲料販売㈱ | 東京都台東区 | 100百万円 | 清涼飲料等の販売業務受託 | 66.6 | – |
| ㈱ミチノク | 岩手県奥州市 | 30百万円 | 清涼飲料等の販売業務受託 | 66.6 | – |
| 九州アサヒ飲料販売㈱ | 福岡県糖屋郡志免町 | 40百万円 | 清涼飲料等の販売業務受託 | 66.6 | – |
| ㈱ダイドードリンコサービス関東 | 栃木県下都賀郡壬生町 | 46百万円 | 清涼飲料等の販売 | 50 | – |
| ダイドー光藤ビバレッジ㈱ | 愛媛県今治市 | 50百万円 | 清涼飲料等の販売 | 51 | – |
| 上海大徳多林克商貿有限公司 | 中国上海市 | 1,317百万円 | 清涼飲料等の販売 | 100 | 有 |
【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————————-|——————|————|————————————–|———-|———-|
| ダイドー・タケナカビバレッジ㈱ | 高知県室戸市 | 20百万円 | 清涼飲料等の製造販売 | 45 | – |
| ダイドー・タケナカベンディング㈱ | 高知県南国市 | 40百万円 | 清涼飲料等の販売 | 35 | – |
| ㈱秋田ダイドー | 秋田県秋田市 | 15百万円 | 清涼飲料等の販売 | 35 | – |
| ㈱群馬ダイドー | 群馬県佐波郡玉村町 | 39百万円 | 清涼飲料等の販売 | 35 | – |
| ダイドーベンディング近畿㈱ | 兵庫県川西市 | 46百万円 | 清涼飲料等の販売 | 35 | – |
| ダイドー・シブサワ・グループロジスティクス㈱ | 大阪市北区 | 25百万円 | 貨物利用運送事業 | 49 | – |
【注釈】
1. 有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。
2. 議決権の所有割合の()内は、間接所有割合で内数であります。
3. 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため、子会社としたものであります。
4. 特定子会社に該当しております。
5. 上記の他、連結子会社が1社ありますが、重要性が乏しいため記載しておりません。
6. ポーランドの清涼飲料の製造・販売会社であるWosana S.A.の株式を2024年2月29日に100%取得し、子会社化いたしました。
7. 当社連結子会社であるダイドードリンコ株式会社の海外輸出事業を分社化し、2024年9月24日付でダイドードリンコインターナショナル株式会社を当社連結子会社として設立いたしました。
8. ダイドードリンコ株式会社については、売上高(連結会社相互間売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
9. ダイナミックベンディングネットワーク株式会社については、売上高(連結会社相互間売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
10. DyDo DRINCO TURKEY İçecek Satış ve Pazarlama A.Ş.については、売上高(連結会社相互間売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
設備投資分析
設備投資の分析
投資の時期と規模
2015年から2025年までの時系列データを見ると、設備投資額は年々変動しており、最も大きな投資額は2015年の122億61百万円でした。その後、2016年から2021年まで減少傾向が見られましたが、2022年以降は再び増加しています。投資の頻度は毎年のように行われており、継続的な設備投資が行われていることが分かります。
投資の目的と内容
主な投資分野は国内飲料事業、海外飲料事業、医薬品関連事業、食品事業などであり、設備投資の主な目的は自販機の新台投入、営業拠点の整備、工場設備の更新、情報化投資などが挙げられます。これらの投資は効率的な事業展開や生産能力の拡大、競争力強化を目指して行われています。
投資の効果と影響
設備投資により、各事業部門の生産性や効率性が向上し、事業展開が円滑に進んでいると考えられます。特に、自販機の新台投入や工場設備の更新により、製品の品質向上や生産効率の改善が期待されます。ただし、設備投資には投資回収期間や市場変化への対応などの課題も存在し、これらを適切に管理することが重要です。