[2767] 円谷フィールズホールディングス の財務・株価分析レポート

27670 – 円谷フィールズホールディングス 財務分析レポート

27670 – 円谷フィールズホールディングス 財務分析レポート

作成日: 2025年07月07日

営業利益・純利益と営業利益率の推移

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

PER推移

PER推移グラフ

キャッシュフロー推移

キャッシュフロー推移グラフ

負債・純資産推移

負債・純資産推移グラフ

貸借対照表比較

貸借対照表比較グラフ

利益・配当推移

利益・配当推移グラフ

利益・配当散布図

利益・配当散布図

在庫回転率の推移

在庫回転率の推移グラフ

事業内容

事業の概要

当社グループは、円谷フィールズホールディングス株式会社を中心に、子会社40社と関連会社6社で構成されています。主要な事業はコンテンツ&デジタル事業とP事業です。

主要な事業分野

  • コンテンツ&デジタル事業
  • P事業

各事業分野の詳細

コンテンツ&デジタル事業

「ウルトラマン」などのIPを保有し、グローバルにライセンスビジネスを展開する円谷プロダクションと、国内最大規模のCG・VFX映像制作を手掛けるデジタル・フロンティアを中心に事業を展開しています。

P事業

フィールズを中核に、取得・保有IPを基に提携メーカーへ企画・開発提案し、商品化された遊技機を全国のパチンコホールに販売するとともに、プライベートブランド遊技機の製造販売も行っています。2024年3月に、遊技機関連事業を手掛ける株式会社ソフィアの株式51%を取得し、同社および株式会社エース電研を子会社化しています。

事業の特徴・強み

  • コンテンツ&デジタル事業では、世界的に有名なIPを保有し、グローバルなライセンスビジネスを展開している。
  • P事業では、IPを活用した遊技機の企画・開発から製造販売まで一貫して行い、パチンコホール市場での強固な地位を築いている。

今後の展開・戦略

今後は、コンテンツ&デジタル事業ではさらなるIPの活用とグローバル展開を強化し、P事業では新たな遊技機の開発や販売網の拡大を通じて市場シェアの拡大を目指す戦略を展開していきます。

関連会社情報

【連結子会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|——————|—————-|——–|———————————————–|———-|———-|
| 株式会社デジタル・フロンティア | 東京都渋谷区 | 100 | コンピュータ・グラフィックスの企画・制作等 | – | 2名 |
| 株式会社円谷プロダクション | 東京都渋谷区 | 310 | 映画、テレビ番組の企画・製作 キャラクター商品の企画・製作・販売 | 51.00 | 3名 |
| フィールズ株式会社 | 東京都渋谷区 | 100 | 遊技機の企画・開発・販売 | 100 | 5名 |
| 株式会社BOOOM | 東京都渋谷区 | 10 | 遊技機の企画・開発 | 100 | 3名 |
| 株式会社マイクロキャビン | 三重県四日市市 | 10 | 遊技機用ソフトウェアの企画・開発 | 100 | – |
| 株式会社セプテック | 東京都渋谷区 | 10 | 遊技機に係る部品の調達・製造・物流管理 | 100 | – |
| 株式会社クロスアルファ | 東京都渋谷区 | 10 | 遊技機の開発・製造 | 100 | – |
| 株式会社スパイキー | 東京都渋谷区 | 100 | 遊技機の開発・製造 | 100 | – |
| 新日テクノロジー株式会社 | 東京都渋谷区 | 10 | 遊技機の開発・製造 | 100 | – |
| 株式会社エフ | 東京都渋谷区 | 5 | 遊技機の開発・製造 | 100 | – |
| 株式会社七匠 | 東京都渋谷区 | 40 | 遊技機の開発・製造 | 83.33 | – |
| 株式会社ソフィア | 群馬県桐生市 | 100 | 遊技機の開発・製造 | 51.01 | – |
| 株式会社エース電研 | 東京都台東区 | 95 | ホール設備の開発・製造・販売 遊技機の開発・製造 | 51.01 | – |
| フィールズジュニア株式会社 | 東京都渋谷区 | 10 | 遊技機のメンテナンス等 | 100 | – |
| 株式会社ルーセント | 東京都渋谷区 | 10 | 不動産の賃貸・管理・売買・資産運用 | 99.89 | 1名 |
| ぱちんこパチスロ情報ステーション株式会社 | 東京都渋谷区 | 10 | 情報配信サービスの運営 | 70.00 | – |
| トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社 | 東京都渋谷区 | 5 | フィットネスクラブの経営・運営 | 100 | 1名 |

【持分法適用関連会社】
| 会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 所有割合 | 役員兼任 |
|————–|————–|——–|———————————————–|———-|———-|
| 株式会社総合メディア | 東京都渋谷区 | 10 | セールスプロモーションに関する企画・制作 | 35.00 | 1名 |
| 株式会社エスピーオー | 東京都中央区 | 100 | 映像コンテンツの権利取得・輸出入・販売 映画館、動画配信サービスの運営 メディアサービスの企画・開発・運営 | 31.81 | 1名 |
| ダイコク電機株式会社 | 愛知県名古屋市 | 674 | ホール設備の開発・製造・販売 遊技機用ハードウェアの開発・製造・販売 | 20.01 | – |

【注釈】
1. 議決権の所有(又は被所有)割合欄の〔 〕内書は間接所有です。
2. フィールズ株式会社は特定子会社に該当しています。
3. フィールズ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。
4. オプティマイズ株式会社は、2023年6月30日付で株式会社フューチャースコープから商号変更しています。
5. 当連結会計年度において、ダイコク電機株式会社の株式を追加取得したことに伴い、持分法を適用した関連会社の範囲に含めています。
6. 有価証券報告書を提出している会社であります。
7. 当連結会計年度において、株式会社ソフィアの株式を取得したことに伴い、同社および同社子会社の株式会社エース電研を連結の範囲に含めています。

設備投資分析

設備投資の分析

投資の時期と規模

2015年から2024年までの設備投資額は、1,612百万円から1,336百万円まで変動しており、特に2019年に2,204百万円で最大の投資が行われました。投資の頻度は毎年行われており、2017年と2018年には売却も行われています。

投資の目的と内容

主な投資内容は支店及び店舗の改修・改装や新設、事業用資産の取得であり、2019年以降は事業用資産の取得に重点が置かれています。投資の目的は、店舗の移転、改修・改装、新設による事業拡大や効率化を図ることが主眼となっています。

投資の効果と影響

設備投資により、事業の拡大や効率化が進み、特に2019年以降の事業用資産の取得により、生産能力や業務効率が向上したと考えられます。売却により資産の最適化も行われており、事業に対するポジティブな影響が期待されます。