営業利益・純利益と営業利益率の推移
PER推移
事業内容
当社グループは、海の恵みを絶やすことなく世界中の人々に届け続けることをMissionとし、養殖事業、国内加工事業、海外加工事業、海外卸売事業の4つの事業を柱として展開しています。サーモンを中心とした垂直統合型のビジネスモデルで、グローバルに事業を展開し、自己資本利益率や売上高営業利益率などで上場会社平均を上回る実績を達成しています。
主な事業セグメント
- 養殖事業: 生食用のサーモントラウトを養殖し、国内外に向け販売する事業。Musholm A/Sで毎年約3,500トン超のサーモントラウトを生産し、卵を持たせる養殖を行っています。日本国内では青森県で生産を行い、地元漁協の組合員として区画漁業権を行使しています。ASC認証を取得しており、持続可能性が認められています。
- 国内加工事業: 魚卵・成魚を原料として顧客の要望に沿って加工し、販売する事業。青森県青森市に加工拠点を持ち、数の子、たらこ、イクラ、筋子を加工。国内のスーパーマーケットや外食向けに販売し、アジア圏の大手回転寿司チェーンへの輸出も増加。
- 海外加工事業: 海外の加工拠点で水産加工品を製造する事業。東京事業本部、ミャンマーの子会社、ベトナムのパートナー工場を拠点とし、サーモン原料の寿司ネタ加工や焼き魚・煮魚製品の加工を行い、日本国内やシンガポール、マレーシアに出荷。
- 海外卸売事業: シンガポール、マレーシア、台湾、タイに拠点を持ち、現地の日系スーパーマーケットや日本食レストランに日本食材を販売。自社グループ内で養殖・加工した商材も海外市場に販売し、日本基準のサービスを提供。
事業の特徴・強み
- サーモンを中心とした垂直統合型のビジネスモデルで、自己資本利益率や売上高営業利益率などで上場会社平均を上回る実績を持つ。
- ASC認証を取得し、持続可能性が認められている養殖事業を展開。
- 地元漁協の組合員として区画漁業権を行使し、地域と一体となって事業を進める。
今後の展開・方針
今後もグローバルに事業を展開し、サーモンを中心とした垂直統合型のビジネスモデルを強化。ASC認証のある原料を使った製品を中心に据え、持続可能な事業展開を目指す。
キャッシュフロー推移
設備投資分析
分析要約
過去から現在に至るまで、当社は生産設備の増強や研究開発機能の充実強化を目的とした設備投資を継続的に実施しています。特に養殖事業における生産体制の拡充や、国内外の加工事業における製造設備の合理化と更新、海外卸売事業における事務所関連の設備追加を中心に投資を行っています。
過去の投資
- 2023-06-30 (1,575百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本サーモンファーム株式会社におけるバージ船への投資や生簀への投資、Musholm A/Sにおける養殖生産体制の増強 - 2023-06-30 (278百万円)
目的: 合理化
詳細: 青森工場における製造設備の合理化と更新 - 2023-06-30 (79百万円)
目的: 合理化
詳細: ベトナム加工工場で使用する機械装置の購入及びOkamura Trading Myanmar Co.,Ltd.の加工生産機器の合理化と更新 - 2023-06-30 (164百万円)
目的: 効率化
詳細: Okamura Trading Singapore Pte.,Ltd、Xenka Trading (M) Sdn.Bhd.における事務所関連の設備追加 - 2024-06-30 (1,542百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 日本サーモンファーム株式会社における中間養殖場増設への投資 - 2024-06-30 (297百万円)
目的: 設備更新
詳細: 青森工場における製造設備更新 - 2024-06-30 (23百万円)
目的: 合理化
詳細: Okamura Trading Myanmar Co.,Ltd.の加工生産機器の合理化と更新 - 2024-06-30 (257百万円)
目的: 効率化
詳細: Okamura Trading Singapore Pte.,Ltd.、Xenka Trading (M) Sdn.Bhd.における事務所関連の設備追加
負債・純資産推移
貸借対照表比較
利益・配当推移
利益・配当散布図
在庫回転率の推移
関連会社情報
連結子会社
会社名 | 住所 | 資本金 | 事業内容 | 出資比率 | 役員兼任等 |
---|---|---|---|---|---|
日本サーモンファーム株式会社 | 青森県西津軽郡深浦町 | 90百万円 | 養殖事業 | 100 | 役員の兼任 2名 |
Musholm A/S | Gørlev, Denmark | 714千DKK | 養殖事業 | 100 | - |
Loejstrup Dambrug A/S | Gørlev, Denmark | 500千DKK | 養殖事業 | 100(100) | - |
Okamura Trading Myanmar Co.,Ltd. | Yangon, Myanmar | 5,500千USD | 海外加工事業 | 100 | - |
Okamura Trading Vietnam Co., Ltd. | Ho Chi Minh City, Vietnam | 1,036,206千VND | 海外加工事業 | 100 | - |
Okamura Trading Singapore Pte., Ltd. | Singapore | 3,200千SGD | 海外卸売事業 | 100 | - |
Xenka Trading (M) Sdn. Bhd. | Selangor, Malaysia | 13,701千RM | 海外卸売事業 | 100 | - |
Okamura Trading Taiwan Co.,Ltd. | Taipei, Taiwan | 105,000千TWD | 海外卸売事業 | 100 | - |
Okamura Trading (Thailand) Co., Ltd. | Bangkok, Thailand | 100,000千THB | 海外卸売事業 | 100(0) | - |
持分法適用関連会社
持分法適用関連会社の情報がありません。
注釈
- 1.「主要な事業の内容欄」には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
- 2.議決権の所有割合の()内の数字は、間接所有割合(内数)であります。
- 3.特定子会社であります。
- 4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
- 5.上記の他に、非連結子会社及び持分法非適用関連会社が5社あります。
- 6.Musholm A/Sについては、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。2024年6月期における主要な損益情報等は以下のとおりです。主要な損益情報等① 売上高4,703百万円 ② 経常利益394百万円 ③ 当期純利益305百万円 ④ 純資産額4,474百万円 ⑤ 総資産額7,077百万円
- 7.Okamura Trading Singapore Pte., Ltd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。2024年6月期における主要な損益情報等は以下のとおりです。主要な損益情報等① 売上高4,700百万円 ② 経常利益174百万円 ③ 当期純利益145百万円 ④ 純資産額1,541百万円 ⑤ 総資産額2,856百万円