[3401] 帝人 の財務・株価分析レポート

帝人の2025年03月期の営業利益は-71,828百万円、営業利益率は-7.1%と前年比85,370百万円減、営業利益率は8.5%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、マテリアル、繊維・製品、ヘルスケア、ITの4つの事業領域を中心に、電池部材や再生医療製品の製造・販売などを展開しています。

事業セグメント

  • マテリアル: 高機能材料および複合成形材料の製造・販売を行う。主要製品にはアラミド繊維、樹脂、炭素繊維などが含まれる。
  • 繊維・製品: 繊維製品の製造・販売を行い、ポリエステル繊維及び織物の製造・販売も手掛ける。
  • ヘルスケア: 医薬品及び医療機器の製造・販売、在宅医療サービス、その他ヘルスケア関連製品の製造・販売を行う。
  • IT: 情報システムの運用・開発・メンテナンス及び電子コミック配信サービスを提供する。
  • その他: 電池部材及びメンブレンの製造・販売、再生医療等製品及び埋込医療機器等の開発・製造・販売を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業領域を持ち、各分野での専門性を活かした製品・サービスを提供していること。

今後の展開・方針

今後も各事業領域での製品開発と市場拡大を進め、特に再生医療やIT分野での新技術導入を図る。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

帝人グループは、成長分野の能力増強及び品質維持、合理化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、マテリアル領域やヘルスケア領域においては、能力維持・増強を中心に、事業化や研究開発を目的とした投資が行われています。IT分野においても、能力増強や合理化を目的とした投資が見られ、全体として生産能力の強化と効率化を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (281億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 高機能繊維・複合材料事業での能力維持とタイでの新工場設立、電子材料・化成品事業の樹脂分野とフィルム分野での能力維持・増強、ヘルスケア事業での能力維持・増強、その他事業のIT分野と動力分野での能力維持と合理化
  • 2016-03-31 (383億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 高機能繊維・複合材料事業での研究開発と能力維持、電子材料・化成品事業の樹脂分野とフィルム分野での能力維持・増強、ヘルスケア事業での研究開発と能力維持・増強、その他事業のIT分野と動力分野での能力維持と合理化
  • 2017-03-31 (462億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 高機能繊維・複合材料事業での能力増強・維持と省エネ・省資源、電子材料・化成品事業の樹脂分野とフィルム分野での能力維持・増強、ヘルスケア事業での能力維持・増強、その他事業のIT分野と動力分野での能力増強・維持
  • 2018-03-31 (446億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル領域でのアラミド分野と炭素繊維分野での能力維持と事業化、樹脂分野とフィルム分野での能力維持・増強、複合成形材料分野での事業化と能力増強、ヘルスケア領域での能力維持、その他のIT分野での能力増強・維持
  • 2019-03-31 (628億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル領域でのアラミド繊維分野と炭素繊維分野での能力維持・増強と事業化、樹脂分野とフィルム分野での能力維持・増強、複合成形材料分野での事業化と能力維持、ヘルスケア領域での能力維持・増強、その他のIT分野での能力増強
  • 2020-03-31 (686億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル領域でのアラミド分野と炭素繊維分野での能力維持・増強と事業化、樹脂分野と複合成形材料分野での能力維持・増強、ヘルスケア領域での能力増強・維持、その他のIT分野での能力増強
  • 2021-03-31 (603億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル事業領域でのアラミド分野と樹脂分野での能力維持・増強、炭素繊維分野と複合成形材料分野での事業化と能力増強、ヘルスケア事業領域での能力増強・維持、繊維・製品事業での能力増強・維持、IT事業での能力増強・維持
  • 2022-03-31 (2,008億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル事業領域でのアラミド分野と樹脂分野での能力維持・増強、炭素繊維分野と複合成形材料分野での能力維持・増強と事業化、ヘルスケア事業領域での2型糖尿病治療剤の販売権取得と能力維持・増強、繊維・製品事業での能力維持・増強
  • 2023-03-31 (625億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル事業領域でのアラミド分野と樹脂分野での能力維持・増強、炭素繊維分野と複合成形材料分野での能力維持・増強と事業化、ヘルスケア事業領域での能力維持・増強、繊維・製品事業での能力維持・増強、IT事業での能力増強
  • 2024-03-31 (669億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: マテリアル事業領域でのアラミド分野と樹脂分野での能力維持・増強、炭素繊維分野での能力維持、複合成形材料分野での能力増強と事業化、繊維・製品事業での能力維持・増強、IT事業での能力維持・合理化

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ