[3422] J−MAX の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは株式会社J-MAXを中心に、子会社6社及びその他の関係会社1社で構成され、自動車用車体プレス部品、自動車用電動化プレス部品、自動車用精密プレス部品、プレス用金型、溶接治具及び検具等の製造・販売を行っています。主要な取引先は本田技研工業株式会社です。

事業セグメント

  • 車体プレス部品分野: 自動車メーカーとの共同開発から生産設備の調達、プレス、溶接までの一貫生産を行う主力分野。
  • 電動化プレス部品分野: 電動化需要の拡大に伴い今後の受注増が見込まれる分野。
  • 精密プレス部品分野: 鍛造・切削からの製法置換により、部品のコストダウンと高付加価値化が可能な分野。

事業の特徴・強み

  • 自動車メーカーとの共同開発による一貫生産体制。
  • 電動化需要の拡大に対応した製品展開。
  • 製法置換によるコストダウンと高付加価値化の実現。

今後の展開・方針

電動化需要の拡大に伴う受注増を見込み、さらなる市場拡大を図る。新たに設立した連結子会社を通じて事業基盤を強化。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、長期的に成長ができる製品分野及び研究開発分野に重点を置き、省力化、合理化及び製品の信頼性向上のための投資を行っている。各年度において、主に自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型への投資を行い、生産能力の増強と効率化を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (10,712百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 丸順、広州、武漢、インディアナにおける自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型、タイの新工場建設に伴う設備
  • 2016-03-31 (7,112百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 丸順の構造改革プラン推進に伴う新出荷場及び自動倉庫の建設、タイ、広州、武漢、インディアナにおける自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2017-03-31 (4,339百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 丸順の構造改革プラン推進に伴うプレスラインの整備、タイ、広州、武漢における自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2018-03-31 (4,105百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 丸順の構造改革プラン推進に伴うプレスラインの整備、タイ、広州、武漢における自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2019-03-31 (4,863百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 丸順の生産設備の増強に伴うプレスラインの整備、タイ、広州、武漢における自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2020-03-31 (4,346百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 丸順の生産設備の増強に伴うプレスラインの整備、タイ、広州、武漢における自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2021-03-31 (3,389百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産効率及び生産能力の増強に伴う生産設備の整備、自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2022-03-31 (3,886百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産効率及び生産能力の増強に伴う生産設備の整備、自動車の新機種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2023-03-31 (6,197百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車の新車種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型
  • 2024-03-31 (8,010百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 自動車の新車種生産及びモデルチェンジに伴うプレス成形部品の製造設備と金型

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
タイ・マルジュン社 タイ王国サラブリ県ノンケイ郡 百万タイバーツ846 プレス成形部品事業、金型事業 95.5
広州丸順汽車配件有限公司 中華人民共和国広東省広州市 百万米ドル30 プレス成形部品事業、金型事業 90.0
武漢丸順汽車配件有限公司 中華人民共和国湖北省武漢市 百万米ドル12 プレス成形部品事業、金型事業 90.0
インディアナ・マルジュン社 アメリカ合衆国インディアナ州ウィンチェスター市 百万米ドル20 プレス成形部品事業、金型事業 80.0

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • タイ・マルジュン社、広州丸順汽車配件有限公司、武漢丸順汽車配件有限公司及びインディアナ・マルジュン社は、特定子会社に該当しております。
  • 東プレ株式会社は、有価証券報告書を提出しております。
  • 議決権の被所有割合については自己株式(411,389株)を控除して算出しております。
  • 上記以外に、当連結会計年度より2社(福建丸順新能源汽車科技有限公司及び広州恒邦倉儲有限公司)設立し、新たに連結子会社となっております。
  • 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)が連結売上高の10%を超える連結子会社の主要な損益情報等は次のとおりであります。