[3439] 三ツ知の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は？

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

株価はどうなっている？

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

事業内容は？

当社グループは、自動車部品に係るカスタムファスナーの製造・販売を主たる業務としています。製品は主に自動車用部品で、シート用部品、ウインドウレギュレーター用部品、ロック用部品などの機能部品を提供しています。

事業セグメント

日本: 当社グループを統括し、営業・品質管理・技術開発・生産管理・物流・販売等を担当。冷間鍛造技術をコアとしたカスタムファスナーの生産拠点。
株式会社三ツ知製作所: 冷間鍛造技術をコアとしたカスタムファスナーの主力生産拠点。
株式会社三ツ知部品工業: 建設用締結部品及び自動車サブアッシー部品の組立拠点。
株式会社創世エンジニアリング: 金型加工技術をコアとした精密機械金型の製造・販売拠点。
Thai Mitchi Corporation Ltd.: タイにおける自動車用部品、家電部品等のカスタムファスナーの製造・販売拠点。
Mitsuchi Corporation of America: 北米における自動車用部品のカスタムファスナーの製造・販売拠点。
三之知通用零部件（蘇州）有限公司: 中国における自動車用部品のカスタムファスナーの製造・販売拠点。

セグメント別の業績は？

事業の特徴・強み

冷間鍛造技術をコアとし、生産性の向上・製品の高付加価値化に努めている。
生産速度が速く、材料のムダが少ないため、省資源化及び製造コストの引下げが可能。
製品強度を高め、品質が安定しているため、高い品質を保証。

今後の展開・方針

得意先からのコスト・品質等における高度化・多様化するニーズに的確に対応するために、冷間鍛造をコア技術として引き続き生産性の向上と製品の高付加価値化を目指す。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

どんなことに設備投資している？

過去数年間にわたり、主に生産能力の増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特に、Mitsuchi Corporation of America、Thai Mitchi Corporation Ltd.、株式会社三ツ知春日井、株式会社三ツ知製作所、及び株式会社創世エンジニアリングにおける機械設備の増設や新設が中心となっています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

2015-06-30 (4億13百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: Mitsuchi Corporation of Americaにおける機械設備の増設及び金型の取得、Thai Mitchi Corporation Ltd.における機械設備の増設及び金型の取得、株式会社三ツ知春日井の機械設備の増設、当社における金型等
2016-06-30 (17億22百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 本社移転に伴う株式会社三ツ知春日井の土地等の購入、Mitsuchi Corporation of Americaにおける機械設備の増設、Thai Mitchi Corporation Ltd.における検査設備の増設及び金型の取得、株式会社三ツ知春日井の機械設備の増設
2017-06-30 (9億25百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 株式会社三ツ知春日井における物流センター建設、株式会社三ツ知製作所における機械設備の増設、Thai Mitchi Corporation Ltd.における工場の増設
2018-06-30 (7億37百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 株式会社三ツ知部品工業における工場の増設、株式会社三ツ知春日井、株式会社三ツ知製作所、及びMitsuchi Corporation of Americaにおける機械設備の増設
2019-06-30 (633百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 株式会社三ツ知春日井、株式会社三ツ知製作所、及びThai Mitchi Corporation Ltd.における機械設備の増設
2020-06-30 (1,534百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 当社、株式会社三ツ知製作所、及びThai Mitchi Corporation Ltd.並びにMitsuchi Corporation of Americaにおける機械設備の増設、株式会社三ツ知製作所における第６工場の新設
2021-06-30 (423百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 当社及び株式会社三ツ知製作所における機械装置の増設
2022-06-30 (461百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 当社及び株式会社創世エンジニアリングにおける機械装置の増設
2023-06-30 (760百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 株式会社創世エンジニアリング及び株式会社三ツ知製作所における機械装置の増設
2024-06-30 (224百万円)
目的: 生産能力増強
詳細: 当社及び株式会社三ツ知製作所における機械装置の増設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力（安全性）が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力（純利益）と、その利益をどの程度株主に還元しているか（配当性向）の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

会社名	住所	資本金	事業内容	出資比率	役員兼任等
株式会社三ツ知製作所	三重県松阪市	10,000千円	自動車部品、自動車カスタムファスナーの製造、販売	100.0	役員の兼任４名
株式会社三ツ知部品工業	愛知県春日井市	10,000千円	自動車部品の製造、販売	100.0	役員の兼任４名
株式会社創世エンジニアリング	福岡県久留米市	10,000千円	精密機械金型の製造、販売	100.0	役員の兼任２名
Thai Mitchi Corporation Ltd.	タイ国パトムタニ県	100,000千バーツ	自動車部品、自動車用カスタムファスナー、家電部品の製造、販売	100.0(50.0)	役員の兼任２名
Mitsuchi Corporation of America	米国テネシー州	5,037千米ドル	自動車部品、自動車用カスタムファスナーの製造、販売	100.0(11.7)	役員の兼任２名
三之知通用零部件(蘇州)有限公司	中国江蘇省	6,400千米ドル	自動車部品、自動車用カスタムファスナーの製造、販売	100.0	役員の兼任２名

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