[3512] 日本フエルト の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、日本フエルト株式会社及びその子会社5社で構成され、紙・パルプ用フェルト、工業用フェルトの製造・販売、不動産賃貸事業を行っています。

事業セグメント

  • フェルト事業: 紙・パルプ用フェルト、工業用フェルトの製造・販売を行っています。関係会社として、東山フエルト株式会社、ニップ縫整株式会社、台湾惠爾得股份有限公司、日惠得造紙器材(上海)貿易有限公司、NFノンウーブン株式会社が含まれます。
  • 不動産賃貸事業: 当社所有の本社ビルの一部をテナントへ貸与し、また当社所有の土地建物を不動産事業者等へ貸与しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様なフェルト製品の製造・販売を通じて、紙・パルプ業界および工業分野における重要な役割を担っています。

今後の展開・方針

今後の展開については具体的な記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主にフェルト事業の生産設備の増設更新を中心に設備投資を行ってきました。各年度において、埼玉工場、栃木工場、台湾惠爾得(股)などに対する投資を継続的に実施し、その他設備や無形固定資産への投資も含めて、総額で数百百万円から千百百万円規模の投資を行っています。主要な設備の除却や売却は行われていません。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (586百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に306百万円、栃木工場に168百万円、台湾惠爾得(股)に29百万円、その他設備81百万円
  • 2016-03-31 (833百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に259百万円、栃木工場に69百万円、台湾惠爾得(股)に58百万円、その他設備446百万円
  • 2017-03-31 (791百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に86百万円、栃木工場に57百万円、台湾惠爾得(股)に145百万円、その他設備501百万円
  • 2018-03-31 (762百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に227百万円、栃木工場に17百万円、台湾惠爾得(股)に6百万円、その他設備510百万円
  • 2019-03-31 (1,289百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に280百万円、栃木工場に43百万円、台湾惠爾得(股)に19百万円、その他設備946百万円、無形固定資産82百万円
  • 2020-03-31 (1,133百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に302百万円、栃木工場に135百万円、台湾惠爾得(股)に127百万円、その他設備567百万円、無形固定資産3百万円
  • 2021-03-31 (309百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に163百万円、栃木工場に105百万円、台湾惠爾得(股)に16百万円、その他設備24百万円、無形固定資産5百万円
  • 2022-03-31 (326百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に221百万円、栃木工場に50百万円、台湾惠爾得(股)に14百万円、その他設備39百万円、無形固定資産3百万円
  • 2023-03-31 (587百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に326百万円、栃木工場に197百万円、台湾惠爾得(股)に18百万円、その他設備44百万円
  • 2024-03-31 (410百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 埼玉工場に237百万円、栃木工場に55百万円、台湾惠爾得(股)に25百万円、その他設備91百万円、無形固定資産2百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
東山フエルト㈱ 岩手県一関市 98,000千円 フェルト事業 100.0% 該当あり
台湾惠爾得(股) 台湾・桃園市 79,926千NT$ フェルト事業 67.64% 該当あり
ニップ縫整㈱ 埼玉県鴻巣市 10,000千円 フェルト事業 100.0% 該当なし
日惠得造紙器材(上海)貿易有限公司 中国・上海市 1,000千CNY フェルト事業 100.04% 該当なし

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 上記子会社のうちには有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。