[3580] 小松マテーレ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社、子会社7社及び関連会社2社で構成され、主に繊維事業を展開しています。

事業セグメント

  • 繊維事業: 合繊ファブリック、薄膜ファブリックの企画・開発・製造及び販売、繊維製品、環境関連製品、繊維製品等の製造設備及び部品、染料・薬品の販売、ナイロン素材の無地・捺染加工、自動車内装表皮材、産業資材用特殊素材の開発生産、繊維製品・環境関連商品の販売、経編ニット生地及びニット製品の製造販売、自社ブランド織物の製造及び販売。
  • その他の事業: 生機・製品の保管・輸送等の物流、サービス及びその周辺事業、土木建築工事の設計・施工・管理及び土地開発造成等の総合建設業、樹脂・製品等の製造及び販売。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、繊維事業を中心に多様な製品とサービスを提供し、関連会社との連携を通じて事業を展開しています。

今後の展開・方針

当連結会計年度において、事業内容に重要な変更はなく、持分法適用関連会社の整理を進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、主に繊維事業における製造関連の設備投資を継続的に行い、生産能力の増強を図ってきました。また、物流物販事業やその他の事業においても、販売管理システムや梱包設備、運送設備の更新を通じて効率化を進めています。これにより、独自性の高い素材開発や適地販売体制の確立、環境対策設備の強化を目指しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (982百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連を中心とした投資および物流物販事業における販売管理システム等の更新
  • 2016-03-31 (2,970百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2017-03-31 (1,130百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2018-03-31 (1,050百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2019-03-31 (1,200百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2020-03-31 (1,350百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2021-03-31 (780百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資および物流物販事業における梱包設備等の更新
  • 2022-03-31 (605百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資およびその他の事業における運送設備等の更新
  • 2023-03-31 (911百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資およびその他の事業における運送設備等の更新
  • 2024-03-31 (1,899百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 繊維事業における製造関連投資およびその他の事業における運送設備等の更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
小松美特料(蘇州)貿易有限公司 中国江蘇省蘇州市 3,000千米ドル 繊維製品製造・販売 100.0
㈱コマクソン 石川県能美市 90百万円 合繊ファブリックの製造・販売 100.0
㈱コマツインターリンク 石川県能美市 90百万円 保管・輸送業・物流 100.0
インターリンク金沢㈱ 石川県金沢市 50百万円 繊維製品販売 100.0
吉田産業㈱ 福井県鯖江市 30百万円 繊維製品製造・販売 80.0

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱トーケン 石川県金沢市 70百万円 総合建設 42.6
根上工業㈱ 石川県能美市 80百万円 化学品製造 24.8

注釈

  • 上記の他、連結子会社1社を有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。