[3583] オーベクス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、テクノ製品(サインペン先、コスメチック用ペン先)およびメディカル製品(医療機器)の製造販売を主な事業内容としています。

事業セグメント

  • テクノ製品事業: サインペン先、コスメチック用ペン先の製造販売を行い、オーベクステクノロジー株式会社が研磨加工を担当し、中国の天津奥貝庫斯技研有限公司がコスメチック用ペン先の研磨加工、販売を行っています。
  • メディカル製品事業: オーベクスメディカル株式会社が製造したベセルフューザー(薬液注入器)および血管造影用ガイドワイヤー等を販売し、一部製品は医療機器メーカーへ製造委託しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、テクノ製品とメディカル製品の製造販売において、子会社を活用した研磨加工や製造委託を行うことで、効率的な事業運営を実現しています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明が含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は主に生産能力の増強と品質向上を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。特にテクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化に注力し、メディカル製品事業においても医療機器の品質向上や生産能力増強を図っています。これらの投資は、自己資金および一部長期借入金を活用して実施されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (267百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 物流センター用地の手付金、テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、朝日商事株式会社の研磨工程の合理化や研磨設備の増設、天津奥貝庫斯技研有限公司の研磨設備等の増設、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2016-03-31 (832百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 千葉県印西市の土地取得、テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2017-03-31 (1,223百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 千葉ニューテックセンターの建物および設備、テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2018-03-31 (323百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、オーベクスメディカル㈱鹿児島工場の土地・建物の取得、生産設備
  • 2019-03-31 (173百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2020-03-31 (223百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2021-03-31 (144百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2022-03-31 (281百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の製造設備、品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2023-03-31 (201百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の製造設備、品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強
  • 2024-03-31 (196百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: テクノ製品事業のサインペン先の製造設備、品質向上や生産の合理化・省力化、メディカル製品事業の医療機器の品質向上や生産能力増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
オーベクステクノロジー㈱ 千葉県白井市 50,000千円 テクノ製品事業 100.0%
オーベクスメディカル㈱ 東京都墨田区 97,457千円 メディカル製品事業 100.0% 役員の兼任 1名
天津奥貝庫斯技研有限公司 中国天津市 351,447千円 テクノ製品事業 100.0%

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 特定子会社に該当しております。
  • 天津奥貝庫斯技研有限公司については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 ① 売上高 839,399千円 ② 経常利益 168,076千円 ③ 当期純利益 119,623千円 ④ 純資産額 584,071千円 ⑤ 総資産額 822,876千円