[3635] コーエーテクモホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、エンタテインメント事業、アミューズメント事業、不動産事業、その他事業の4つの事業を基本事業領域としております。

事業セグメント

  • エンタテインメント事業: エンタテインメントコンテンツの開発・販売を行っています。主要な会社には、株式会社コーエーテクモゲームスや株式会社コーエーテクモネットなどがあります。
  • アミューズメント事業: スロット・パチンコの液晶受託開発、関連ロイヤリティ収入、アミューズメント施設の企画開発・運営・管理を行っています。主要な会社には、株式会社コーエーテクモウェーブがあります。
  • 不動産事業: 賃貸用不動産の運用・管理を行っています。主要な会社には、株式会社コーエーテクモゲームスがあります。
  • その他事業: ベンチャーキャピタル事業等を行っています。主要な会社には、株式会社コーエーテクモキャピタルや株式会社コーエーテクモリブがあります。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社は、エンタテインメントから不動産まで多岐にわたる事業を展開しており、国内外に多くの関連会社を持つことで、広範な市場に対応しています。

今後の展開・方針

今後も各事業分野での成長を目指し、国内外での事業展開を強化していく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は賃貸用不動産の購入やアミューズメント施設機器の購入を中心に設備投資を行ってきました。特にみなとみらい21地区での不動産取得や新社屋及びライブハウス型ホールの建設など、大規模な投資も行われています。最近では社員寮の取得や建物設備の購入にも注力しており、効率化と合理化を図りつつ、資産の最適化を進めています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (48億58百万円)
    目的: 賃貸用不動産の購入
    詳細: 賃貸用不動産の購入43億94百万円、開発機材等の購入及びアミューズメント施設機器等の購入
  • 2016-03-31 (4億32百万円)
    目的: アミューズメント施設機器の購入
    詳細: アミューズメント施設機器の購入等1億23百万円、システム構築費用1億3百万円及び開発機材等の購入
  • 2017-03-31 (86億69百万円)
    目的: 不動産取得
    詳細: みなとみらい21地区に取得した不動産に係る費用84億17百万円、開発機材等の購入及びアミューズメント施設機器の購入
  • 2018-03-31 (38億53百万円)
    目的: 不動産取得
    詳細: みなとみらい21地区に取得した不動産に係る支出35億22百万円、開発機材等の購入及びアミューズメント施設機器の購入
  • 2019-03-31 (240百万円)
    目的: アミューズメント施設機器の購入
    詳細: 開発機材等の購入52百万円、アミューズメント施設機器の購入等149百万円
  • 2020-03-31 (14,630百万円)
    目的: 新社屋及びライブハウス型ホールの建設
    詳細: 新社屋及びライブハウス型ホールの建設を中心とした設備投資14,164百万円、アミューズメント施設機器の購入等
  • 2021-03-31 (1,542百万円)
    目的: 社員寮の新規取得
    詳細: 社員寮の新規取得715百万円、建物設備・備品の購入及びアミューズメント施設機器の購入
  • 2022-03-31 (1,375百万円)
    目的: 社員寮取得
    詳細: 社員寮取得等の建物設備・備品の購入909百万円、アミューズメント施設機器等の購入
  • 2023-03-31 (802百万円)
    目的: 建物設備・備品の購入
    詳細: 建物設備・備品の購入239百万円、開発機材等の購入及びアミューズメント施設機器等の購入
  • 2024-03-31 (1,967百万円)
    目的: 土地の取得
    詳細: 土地の取得621百万円、建物・備品の購入及び開発機材等の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社コーエーテクモゲームス 神奈川県横浜市西区 9,090百万円 エンタテインメント事業 100.0 役員の兼任あり
株式会社コーエーテクモネット 神奈川県横浜市港北区 110百万円 エンタテインメント事業 100.0 役員の兼任あり
株式会社コーエーテクモウェーブ 東京都千代田区 100百万円 アミューズメント事業 100.0 役員の兼任あり
KOEI TECMO AMERICA Corporation 米国カリフォルニア州バーリンゲーム市 2,000千米ドル エンタテインメント事業 100.0 役員の兼任あり
KOEI TECMO EUROPE LIMITED 英国ハートフォード州 24,000千ポンド エンタテインメント事業 100.0 役員の兼任あり

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 1.「議決権の所有・被所有割合」欄の[ ]内は、間接所有の割合で内数であります。
  • 2.株式会社コーエーテクモゲームス及びKOEI TECMO EUROPE LIMITEDは特定子会社に該当いたします。
  • 3.株式会社コーエーテクモゲームスについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  • 主要な損益情報等株式会社コーエーテクモゲームス① 売上高74,800百万円② 経常利益41,624 〃③ 当期純利益31,771 〃④ 純資産額118,835 〃⑤ 総資産額228,202 〃