[3657] ポールトゥウィンホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、サービス・ライフサイクルソリューション事業を行っており、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルである企画、開発、リリース、運用、改善の各工程における課題に応じたソリューションサービスを提供しています。

事業セグメント

  • 国内ソリューション: 国内子会社において、ゲーム市場向けにはゲームデバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援、Tech市場向けにはソフトウェアテスト、環境構築、システム開発、Eコマース市場向けにはモニタリング、カスタマーサポートに関するサービスを提供。
  • 海外ソリューション: 在外子会社において、ゲームデバッグ、ローカライズ、音声収録、カスタマーサポート、製品開発サポート、グラフィック開発に関するサービスを提供。
  • メディア・コンテンツ: 国内子会社において、「IP360°展開」を主軸にグラフィック開発、アニメ制作・製作出資、ゲームパブリッシング、PRマーケティング支援、バリアフリー字幕・音声ガイド制作に関するサービスを提供。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 顧客が求めるサービスを全方位で提供するために、国内ソリューション、海外ソリューション及びメディア・コンテンツの業務連携が事業拡大サイクルを作り出している。

今後の展開・方針

特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主に生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、近年では受注能力拡大を目的とした投資が増加している。各年度において、国内外の拠点整備や業務用機材・ソフトウェアの取得を中心に投資が行われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-01-31 (256,831千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Pole To Win Europe Limitedにおけるスタジオ等整備、Pole To Win America,Inc.における業務用機材等
  • 2016-01-31 (263,734千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Pole To Win America,Inc.におけるスタジオ等整備、業務用機材等
  • 2017-01-31 (373,239千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Pole To Win India Private Limitedにおけるスタジオ等整備、業務用機材等
  • 2018-01-31 (377,579千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Pole To Win America,Inc.におけるスタジオ等整備、業務用機材等
  • 2019-01-31 (312,691千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: Pole To Win UK Limitedにおけるオフィス移転、Pole To Win America,Inc.におけるスタジオ等整備費用、業務用機材等の取得
  • 2020-01-31 (409,381千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 株式会社クアーズにおけるオフィス新設、一部の在外子会社におけるスタジオ等整備費用、業務用機材・ソフトウエア等の購入
  • 2021-01-31 (384,872千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 一部の在外子会社におけるオフィス新設、スタジオ等整備費用、業務用機材・ソフトウエア等の購入
  • 2022-01-31 (694,441千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 一部の在外子会社におけるオフィス新設、スタジオ等整備費用、業務用機材・ソフトウエア等の購入
  • 2023-01-31 (1,297,348千円)
    目的: 受注能力拡大
    詳細: ポールトゥウィン株式会社におけるセンター等整備費用及び業務用機材等・ソフトウェアの取得
  • 2024-01-31 (2,178,148千円)
    目的: 受注能力拡大
    詳細: ポールトゥウィン株式会社におけるセンター等整備費用及び業務用機材等・ソフトウェアの取得
  • 2025-01-31 (1,213,455千円)
    目的: 受注能力拡大
    詳細: ポールトゥウィン株式会社における拠点等整備及び業務用機材等・ソフトウェアの取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
ポールトゥウィン株式会社 愛知県名古屋市千種区 30,000千円 国内ソリューション 100.0 役員の兼任あり
株式会社MIRAIt ServiceDesign 東京都千代田区 60,000千円 国内ソリューション 100.0(100.0)
株式会社Ninjastars 東京都千代田区 18,000千円 国内ソリューション 70.0(70.0)
PTW International Holdings Limited 英国ロンドン 22,821千GBP 海外ソリューション 100.0 役員の兼任あり
PTW America, Inc. 米国ロサンゼルス 8,500千USD 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
PTW Canada Solutions, Inc. カナダモントリオール 1CAD 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
PTW International UK Limited 英国ロンドン 1,500千GBP 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
PTWジャパン株式会社 東京都豊島区 10,000千円 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
PTWI India Private Limited インドバンガロール 125,750千INR 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
Side UK Limited 英国ロンドン 47千GBP 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
Side Shanghai Co., Ltd. 中国上海市 9,493千CNY 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
OneXP LLC 米国ロサンゼルス 1,476千USD 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
OneXP UK Limited 英国ロンドン 400千GBP 海外ソリューション 100.0(100.0) 役員の兼任あり
株式会社HIKE 東京都新宿区 155,020千円 メディア・コンテンツ 90.0 役員の兼任あり
株式会社アクアプラス 東京都新宿区 61,000千円 メディア・コンテンツ 90.0(90.0)
Palabra株式会社 東京都新宿区 30,000千円 メディア・コンテンツ 100.0 役員の兼任あり

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
Altered Ltd 英国ロンドン 140GBP 海外ソリューション 23.7(23.7)

注釈

  • 注1: 「主要な事業の内容」欄には、業務区分の名称を記載しております。
  • 注2: 特定子会社に該当しております。
  • 注3: 議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。
  • 注4: 債務超過会社で、OneXP UK Limitedの債務超過の額は2024年12月末時点で1,831,163千円、株式会社HIKEの債務超過の額は2025年1月末時点で2,398,926千円であります。
  • 注5: 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。