[3661] エムアップホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、スマートフォンやPC向けのモバイル端末向けサイトの企画・制作・運営及びコンテンツの提供を主な事業とし、日本のエンタテインメント市場の活性化と新たなエンタテインメントビジネスの流通・販売形態の創造を経営理念としています。

事業セグメント

  • コンテンツ事業: スマートフォンやPC向けに有料コンテンツの提供やアプリの配信を行う事業で、音楽、エンタテインメント、ファンクラブ、EC事業に大別されます。EC事業では、CD/DVD等のパッケージ商品やアーティストグッズ等の販売を行っています。
  • 電子チケット事業: アーティストのライブやスポーツイベントなどのチケットをスマートフォンを利用した電子チケット形式で提供し、トレード機能や付随するサービスも提供しています。
  • その他事業: 主に新規事業から構成され、上記の2つのセグメントに含まれない事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 企画力主導のコンテンツ及びサイトの運営を行い、コンテンツホルダー出身者が魅力的なコンテンツを提供しています。
  • 幅広いコンテンツ分野での事業展開により、サイト間での相互リンクやコンテンツ・サービスの相互提供を行い、収益機会を増大させています。
  • 集客力の高いアーティスト等の獲得により、新規会員の獲得を進め、会員数の減少を抑えています。
  • コンテンツホルダーとのネットワークを活かし、良好で強固な関係を構築し、新規コンテンツ獲得の強みとしています。

今後の展開・方針

エンタテインメントビジネスに関わる全ての方々に対して最適なコンテンツとその流通のためのシステムを提供し続けることを経営方針としており、コンテンツホルダーと利用者の関係性を重視して事業を展開していきます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

2015年から2019年にかけては特段の設備投資は行われず、重要な設備の除却や売却もありませんでした。2020年以降は全社共通の設備投資として、福利厚生施設の取得やソフトウェアの取得が行われ、特に2022年には新設の保養所も建設されました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (なし)
    目的: 特段の設備投資なし
    詳細: 携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業、Eコマース事業において特段の設備投資は行っておらず、重要な設備の除却、売却もありません。
  • 2016-03-31 (なし)
    目的: 特段の設備投資なし
    詳細: 携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業、Eコマース事業において特段の設備投資は行っておらず、重要な設備の除却、売却もありません。
  • 2017-03-31 (なし)
    目的: 特段の設備投資なし
    詳細: 携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業、Eコマース事業において特段の設備投資は行っておらず、重要な設備の除却、売却もありません。
  • 2018-03-31 (なし)
    目的: 特段の設備投資なし
    詳細: 携帯コンテンツ配信事業、PCコンテンツ配信事業、Eコマース事業、アプリ事業において特段の設備投資は行っておらず、重要な設備の除却、売却もありません。
  • 2019-03-31 (なし)
    目的: 特段の設備投資なし
    詳細: コンテンツ事業、EC事業、チケット事業、その他事業において特段の設備投資は行っておらず、重要な設備の除却、売却もありません。
  • 2020-03-31 (327百万円)
    目的: 福利厚生施設取得
    詳細: 全社共通の設備投資として、福利厚生施設としての保養所を取得しました。
  • 2021-03-31 (142百万円)
    目的: ソフトウェア取得
    詳細: 全社共通の設備投資として、ソフトウェアを取得しました。
  • 2022-03-31 (557百万円)
    目的: ソフトウェア取得、新設保養所
    詳細: 全社共通の設備投資として、ソフトウェアを取得し、新設の保養所を建設しました。
  • 2023-03-31 (141百万円)
    目的: ソフトウェア取得
    詳細: 全社共通の設備投資として、ソフトウェアを取得しました。
  • 2024-03-31 (181百万円)
    目的: 全社共通設備投資
    詳細: 全社共通の設備投資を行いました。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱THE STAR JAPAN 東京都渋谷区 20百万円 韓流ファンクラブサイトの運営 50.0% 役員の兼務あり
㈱FREE 東京都渋谷区 55百万円 ファンクラブサイトの運営 100.0% 役員の兼務あり
㈱Roen Japan 東京都渋谷区 10百万円 越境ECによるメーカーとの仲介業務及び企画、営業、制作 100.0% 役員の兼務あり
㈱WEARE 東京都渋谷区 66百万円 WEBデザイン・イラスト制作、スマートフォン向けゲーム配信、アプリ制作および運営、VR・AR製作事業 86.7% 役員の兼務あり
㈱VRMODE 東京都渋谷区 61百万円 VR企画・制作、営業 63.5% 役員の兼務あり
㈱Fanplus 東京都渋谷区 10百万円 スマートフォン・携帯向けアーティストファンサイトの企画・開発・運営ファンクラブの企画・開発・運営 100.0% 役員の兼務あり
㈱Tixplus 東京都渋谷区 114百万円 電子チケット、チケットトレード及びその付随サービス 54.6% 役員の兼務あり
㈱Creative Plus 東京都渋谷区 10百万円 スマートフォンなどの携帯端末及びPC端末向けの有料コンテンツの提供を行うコンテンツ事業 100.0% 役員の兼務あり
㈱エムアップアセットマネジメント 東京都渋谷区 10百万円 企業、ファンド等への投資 100.0% 役員の兼務あり
㈱社Dear U plus 東京都渋谷区 50百万円 「DearU bubbleプラットフォームサービス」の日本事業の運営及び管理 51.0% 役員の兼務あり

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 特定子会社に該当しております。
  • ㈱Fanplus、㈱Tixplusについては、売上高に占める割合が10%を超えております。