[3662] エイチームホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社エイチーム及び連結子会社9社で構成され、ライフスタイルサポート事業、エンターテインメント事業、EC事業の3つの事業軸でビジネスを展開しています。

事業セグメント

  • ライフスタイルサポート事業: 人生のイベントや日常生活に密着し、有益な情報を提供する比較サイト・情報サイトなど、様々なウェブサービスの企画・開発及び運営を行う。
  • エンターテインメント事業: 「人と人とのつながりの実現」をテーマに、世界中の人々に娯楽を提供するスマートデバイス向けゲームやツールアプリケーションの企画・開発及び運営を行う。
  • EC事業: 様々な商材を取り扱う複数のECサイトの企画・開発及び運営を行う。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 3事業とも原則内製開発しており、企画から運営に至るノウハウを自社内に蓄積し、様々なサービスの展開に活かしている。

今後の展開・方針

2021年8月1日付で持株会社体制に移行し、今後は連結ベースの数値に基づいてインサイダー取引規制の重要事実の軽微基準を判断する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は新規事業所の開設や本社移転、開発・営業拠点の拡張移転を通じて効率化を図ってきました。近年では基幹システムの機能強化や事務機器の購入を通じた効率化に重点を置き、最新の投資では本社オフィスの設備更新を行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-07-31 (80,096千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 新規事業所開設に伴う設備工事及びソフトウエアの購入
  • 2016-07-31 (1,064,301千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 本社移転及び新規事業所開設に伴う設備工事
  • 2017-07-31 (377,973千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社増床及び開発拠点の拡張移転
  • 2018-07-31 (479,131千円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発・営業拠点の増床・拡張移転
  • 2019-07-31 (368百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 開発・営業拠点の増床・拡張移転
  • 2020-07-31 (157百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 営業拠点の拡張移転、事務機器及び通信機器の購入
  • 2021-07-31 (106百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム等の機能強化
  • 2022-07-31 (40百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システム等の機能強化
  • 2023-07-31 (29百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 事務機器の購入
  • 2024-07-31 (59百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社オフィスにおける一部の設備の改装

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社エイチームエンターテインメント 愛知県名古屋市中村区 50百万円 スマートデバイス向けゲーム・ツールアプリの企画・開発及び運営 100.0% 役員の兼任 2名
株式会社エイチームライフデザイン 愛知県名古屋市中村区 50百万円 デジタルマーケティング支援ビジネス 100.0% 役員の兼任 2名
株式会社エイチームウェルネス 愛知県名古屋市中村区 50百万円 ECサイトの企画・開発及び運営 100.0% 役員の兼任 1名
株式会社エイチームフィナジー 大阪府大阪市北区 50百万円 デジタルマーケティング支援ビジネス 100.0% 役員の兼任 2名
Qiita株式会社 愛知県名古屋市中村区 50百万円 プラットフォームビジネス 100.0% 役員の兼任 1名
株式会社エイチームコマーステック 愛知県名古屋市中村区 50百万円 ECサイトの企画・開発及び運営 100.0% 役員の兼任 1名
株式会社microCMS 東京都千代田区 28百万円 ヘッドレスCMS「microCMS」の開発及び販売 100.0% 役員の兼任なし

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社林家族 愛知県名古屋市西区 0百万円 30.0% 役員の兼任 1名

注釈

  • 1.特定子会社に該当しております。
  • 2.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
  • 3.2024年6月3日付で、株式会社microCMSの発行済株式の100%を取得し、連結子会社化いたしました。
  • 4.株式会社エイチームエンターテインメント及び株式会社エイチームライフデザインは売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。