[3688] CARTA HOLDINGS の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、デジタルマーケティングの支援及びメディアのDX支援を行うデジタルマーケティング事業と、メディア、ソリューションの提供のほか、EC・人材領域等でのサービスの運営を行うインターネット関連サービス事業の2つの事業を展開しています。

事業セグメント

  • デジタルマーケティング事業: 広告会社、クライアント等のデジタルマーケティングの支援及びメディアのDX支援を行う。主要な事業主体には㈱CARTA COMMUNICATIONS、㈱CARTA MARKETING FIRM、㈱fluct、㈱テレシーが含まれる。
  • インターネット関連サービス事業: メディア、ソリューションの提供のほか、EC・人材領域等でのサービスの運営を行う。主要な事業主体には㈱DIGITALIO、㈱サポーターズ、㈱ヨミテ、㈱CARTA VENTURESが含まれる。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • デジタルマーケティング事業において、㈱電通デジタルに対する広告商品の販売を行うなど、親会社の子会社である㈱電通デジタルと継続的な事業上の取引を行っている。

今後の展開・方針

今後もデジタルマーケティング事業及びインターネット関連サービス事業を中心に事業を展開し、メディアのDX支援やEC・人材領域でのサービス運営を強化していく。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社は主に効率化を目的とした設備投資を行ってきました。全社共通システムの強化やオフィス移転に伴う設備投資、リモートワークを見据えたオフィススペースの構築など、サーバやネットワーク機器の購入、ソフトウェア開発を中心に投資を実施しています。近年では、業務用ノートパソコンの購入や自社利用のソフトウェア開発への投資も行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-09-30 (235百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全社共通システムにおけるサーバ及びネットワーク関連機器の購入
  • 2015-09-30 (467百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全社共通システムにおけるサーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2016-09-30 (342百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全社共通システムにおけるサーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2017-09-30 (337百万円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィスの内装設備の取得、サーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2018-09-30 (295百万円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィス移転に伴う設備投資、サーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2019-12-31 (814百万円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィス移転に伴う設備投資、サーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2020-12-31 (316百万円)
    目的: 効率化
    詳細: サーバ及びネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2021-12-31 (767百万円)
    目的: 効率化
    詳細: リモートワークを含む新しい働き方を見据えたオフィススペースの構築、サーバ並びにネットワーク機器の購入とソフトウェアの開発
  • 2022-12-31 (736百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 業務用ノートパソコンの購入及び自社利用のソフトウェア開発への投資
  • 2023-12-31 (396百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 自社利用のソフトウェア開発及び業務用ノートパソコンの購入への投資
  • 2024-12-31 (1,980百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社移転に伴う建物及び工具、器具及び備品の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱DIGITALIO 東京都港区 99百万円 インターネット関連サービス事業 100.0% 役員の兼任
㈱fluct 東京都港区 25百万円 デジタルマーケティング事業 100.0% 役員の兼任
㈱CARTA COMMUNICATIONS 東京都港区 98百万円 デジタルマーケティング事業 100.0% 役員の兼任
㈱CARTA MARKETING FIRM 東京都港区 20百万円 デジタルマーケティング事業 100.0% 役員の兼任
㈱ヨミテ 東京都港区 4百万円 インターネット関連サービス事業 51.0% 役員の兼任

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
PT. VENTENY Fortuna International Tbk インドネシア共和国 31,325百万IDR 21.06%

注釈

  • 1.連結子会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報の名称を記載しております。
  • 2.有価証券報告書を提出しております。
  • 3.㈱DIGITALIO、㈱fluct、㈱CARTA COMMUNICATIONS、㈱CARTA MARKETING FIRMについては、売上高の連結売上高に占める割合が10%を超えております。