[3771] システムリサーチの財務・株価分析レポート

過去の業績推移は？

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

株価はどうなっている？

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

事業内容は？

当社グループは、当社および連結子会社1社で構成され、SIサービスおよびソフトウエア開発を主たる業務とする総合情報サービス業です。他に、コンピュータ機器等の商品販売、WEBサイトの運営、クラウドサービス（SaaS）、ソフトウエアプロダクト開発販売等も行っています。

事業セグメント

SIサービス業務: 顧客の情報化ニーズに応じた情報システムの提案・開発・構築を提供するサービスで、システム構築用ハードウエア等を含む。ISO9001に基づく品質管理で、企画・設計・開発・保守に至るまで一括請負契約により総合的な情報サービスを提供。
ソフトウエア開発業務: 大手企業を中心に、準委任契約や派遣契約による常駐型を中心とした企業の基幹業務のシステム開発やメンテナンス業務を行う。
ソフトウエアプロダクト業務: 販売管理・顧客管理・会計・給与計算などのソフトウエアパッケージを中心とした中小企業ユーザー向けの商品や、中規模から大規模まで対応可能な通販業界向けコアパッケージ商品などのプログラム作成、販売および保守等の業務を行う。
商品販売: PCやネットワーク機器など情報機器、ソフトウエア等の商品仕入れ販売。
その他: WEBサイトの運営ならびにクラウドサービス（SaaS）等。

事業の特徴・強み

独立系のIT企業としてメーカーに左右されることなく、蓄積した専門知識と新技術で顧客の経営課題に的確に対応し、顧客利益を創出できるシステムの提案と構築を目指している。
クレジット決済に加え、電子マネー決裁が可能なPOS管理システム、高度なFA制御技術である自動倉庫／コンベアと連携したWMS／WCS、カーディーラーシステム、PLC開発用のコンパイラやデバッガなどの統合開発環境など、専門的で特殊な技術を必要とされる業務も行っている。

今後の展開・方針

クラウドサービス（SaaS）として、クラウドCRMシステムの『WArm＋』や、入力ペーパーレスソリューションサービス『デジペーパー』、画像認識AI開発クラウドサービス『MODEWO』などを提供し、幅広く展開している。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

どんなことに設備投資している？

過去から現在に至るまで、主に販売目的ソフトウエアの開発を中心に設備投資を行い、近年では土地や建物への投資を通じて新規事業の展開を図っている。全体的にソフトウエア関連事業の単一セグメントに集中しており、効率化や販売能力の増強を目的とした投資が多い。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

2015-03-31 (62,597千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア開発21,920千円、社内利用ソフトウエア開発17,153千円、東京支店の移転に伴う内部造作14,854千円
2016-03-31 (67,427千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア25,924千円、社内利用ソフトウエア39,721千円
2017-03-31 (139,357千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア87,871千円、社内利用ソフトウエア24,874千円
2018-03-31 (68,150千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア51,735千円、社内利用ソフトウエア14,235千円
2019-03-31 (116,587千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア56,092千円、社内利用ソフトウエア18,381千円
2020-03-31 (121,311千円)
目的: 効率化
詳細: 工具、器具及び備品54,448千円、販売目的ソフトウエア24,875千円
2021-03-31 (68,706千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア44,676千円、社内利用ソフトウエア16,908千円
2022-03-31 (60,875千円)
目的: 販売能力増強
詳細: 販売目的ソフトウエア37,182千円、社内利用ソフトウエア17,735千円
2023-03-31 (286,880千円)
目的: 新規事業
詳細: 土地205,798千円、販売目的ソフトウエア70,481千円
2024-03-31 (1,106,482千円)
目的: 新規事業
詳細: 土地472,856千円、建物及び構築物466,439千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力（安全性）が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力（純利益）と、その利益をどの程度株主に還元しているか（配当性向）の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

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