[3835] eBASE の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、eBASE株式会社、eBASE-NeXT株式会社、eBASE-PLUS株式会社の3社で構成され、主にCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」の企画・開発、クラウドサービスの運用、IT開発アウトソーシングビジネスを展開しています。

事業セグメント

  • eBASE事業: パッケージソフトウェアの開発、販売及びCMS開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」を利用し、顧客別にカスタマイズしたコンテンツマネジメントソフトの企画・開発販売を行っています。食品業界、日雑業界、医薬業界など向けに統合商品情報データベースシステムとしてパッケージソリューション及びクラウドサービス(SaaS)を提供しています。
  • eBASE-PLUS事業: 多様な顧客企業からの受託開発、受託オペレーション、受託サーバー保守等のIT開発アウトソーシングビジネスを行っています。

事業の特徴・強み

  • 「ミドルウェアeBASE」を商品マスタ管理システムだけでなく、投資対効果の高い基幹系システムのマスタデータマネージメント(MDM)システムの開発基盤として幅広い用途で展開しています。
  • 商品情報のデジタルコンテンツビジネスとして、主要な業界別に多くのバイヤー企業やサプライヤー企業が参加する商品データプールサービス「商材えびす」を開発提供しています。

今後の展開・方針

「eBASE」を投資対効果の高い商品情報データベースソフトウェアとして継続的に機能強化し、最新のバージョンを提供することで、商品情報交換の品質向上、負荷の大幅軽減、納期短縮を実現し、社会貢献を行うと共に、当社の安定継続成長の確度を高めようとしています。また、BtoBtoCモデルの開発提供を推進し、各業界単位での商品情報流通の全体最適化を実現しながら、顧客別商品情報管理ソリューション事業を優位に推進します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループは主にeBASE事業におけるソフトウェアの設備更新を中心に投資を行ってきました。特に近年では自社利用のソフトウェアや新データセンターのシステム機器取得に注力し、設備の更新と拡充を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (10,012千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業3,459千円、eBASE-PLUS事業6,552千円
  • 2016-03-31 (18,431千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業11,259千円、eBASE-PLUS事業7,172千円
  • 2017-03-31 (30,847千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業のソフトウェア29,435千円
  • 2018-03-31 (36,219千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業34,799千円、eBASE-PLUS事業1,420千円、主なものはeBASE事業のソフトウェア19,912千円
  • 2019-03-31 (22,153千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業のソフトウェア20,858千円
  • 2020-03-31 (32,172千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業のソフトウェア25,130千円、eBASE-PLUS事業の297千円
  • 2021-03-31 (29,968千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業のソフトウェア21,888千円
  • 2022-03-31 (82,836千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業の自社利用のソフトウェア36,927千円、社宅30,180千円、東京支社移転に伴う附属設備6,458千円
  • 2023-03-31 (96,228千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業の自社利用のソフトウェア72,893千円
  • 2024-03-31 (95,679千円)
    目的: 設備更新
    詳細: eBASE事業の自社利用のソフトウェア71,352千円、新データセンター内のシステム機器の取得19,036千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
eBASE-NeXT株式会社 大阪市北区 31,350千円 「eBASE」のクラウドサービス、データプールサービスの運用 100.00% 当社のパッケージソフトウェア「eBASE」のクラウドサービス、データプールサービスの運用を行っております。
eBASE-PLUS株式会社 大阪市北区 90,000千円 IT開発アウトソーシングビジネス(ソフトウェア開発、インフラ構築、統合運用管理、ヘルプデスク)、「eBASE」の受託オペレーション、教育事業 100.00% 役員の兼任3名IT技術者の転籍2名

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 1. 特定子会社であります。
  • 2. eBASE-PLUS株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。