[3844] コムチュア の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代を担うデジタルソリューションパートナーとして、顧客の課題やニーズに対し、デジタル技術を活用し、ITシステムのコンサルティング、構築、保守、運用や教育のトータルソリューションを提供しています。IT全般のサービスを通じて、フロービジネスとストックビジネスをバランスよく組み合わせた安定的な収益モデルを実現しています。

事業セグメント

  • クラウドソリューション事業: グローバルなSaaSベンダーとの連携によるクラウドサービス導入時のコンサルティングやインテグレーションサービスを提供し、企業のクラウド導入および活用を支援します。
  • デジタルソリューション事業: グローバルなAIベンダーとの連携によるデータ基盤の構築やデータ分析ソリューションを提供し、企業の売上利益の最大化や働き方改革を支援します。
  • ビジネスソリューション事業: グローバルなERPパッケージベンダーとの連携による基幹システムの構築・運用・モダナイゼーションを行い、経営の見える化や業務の効率化を実現します。
  • プラットフォーム・運用サービス事業: 仮想化ソフトウェアを活用したハイブリッドクラウド環境や仮想化ネットワークの設計・構築・運用、システムの遠隔監視サービスを提供し、効率的で安定的なシステム利用を実現します。
  • デジタルラーニング事業: グローバルなベンダーとの連携によるベンダー資格取得のための研修、DX人材育成のためのIT研修を実施し、DXを推進する企業のIT人材の育成を支援します。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • IT全般のサービスを提供し、システム導入時のコンサルティングや構築などのフロービジネスと、システム導入後の保守、運用などのストックビジネスをバランスよく組み合わせ循環させる安定的な収益モデルを実現しています。

今後の展開・方針

ビジネスパートナー制度を活用し、プロジェクト要件に応じて技術及び技術者数を調整し、サービスの品質を確保しつつ納期を守る体制を整えています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、システム構築及び検証環境の増強を目的とした設備投資を継続的に実施しており、近年では社員とのエンゲージメントの強化も目的に含まれています。設備投資は主にパーソナルコンピュータやサーバ機器、オフィスの増床、建物附属設備、備品、ソフトウェアの取得に集中しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (14,596千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: パーソナルコンピュータやサーバ機器等を中心に、ソリューションサービス関連において14,343千円、ネットワークサービス関連において252千円の設備投資
  • 2016-03-31 (27,695千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: パーソナルコンピュータやサーバ機器の購入、大阪営業所の移転に伴う設備の新設を中心に、ソリューションサービス関連において27,334千円、ネットワークサービス関連において361千円の設備投資
  • 2017-03-31 (171,948千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: 本社の増床に伴う設備の新設、パーソナルコンピュータやサーバ機器の購入を中心に、ソリューションサービス関連において158,655千円、ネットワークサービス関連において13,292千円の設備投資
  • 2018-03-31 (34,501千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: パーソナルコンピュータやサーバ機器の購入を中心にソリューションサービス関連において32,385千円、ネットワークサービス関連において1,864千円の設備投資
  • 2019-03-31 (134,552千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: パーソナルコンピュータやサーバ機器の購入を中心にソリューションサービス関連において133,452千円、ネットワークサービス関連において1,099千円の設備投資
  • 2020-03-31 (442,443千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: オフィスの増床に伴う資産除去債務を含む建物附属設備、パーソナルコンピュータ及び備品等の購入を中心にソリューションサービス関連において442,138千円、ネットワークサービス関連において305千円の設備投資
  • 2021-03-31 (285,505千円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: 有明オフィス開設に伴う建物附属設備及び備品等の取得
  • 2022-03-31 (36百万円)
    目的: システム構築及び検証環境の増強
    詳細: 備品、ソフトウェア等の取得
  • 2023-03-31 (158百万円)
    目的: システム構築、検証環境の増強及び社員とのエンゲージメントの強化
    詳細: 建物、備品等の取得
  • 2024-03-31 (262百万円)
    目的: システム構築、検証環境の増強及び社員とのエンゲージメントの強化
    詳細: 基幹システム構築のために取得したソフトウエア仮勘定等によるもの

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
コムチュアネットワーク㈱ 東京都品川区 50百万円 企業システムインフラに係る基盤システム構築、運用サービス 100.0% 役員の兼任あり
タクトシステムズ㈱ 東京都品川区 48百万円 業務アプリケーション・システムの開発パッケージソフトの販売、技術コンサルティング 100.0% 役員の兼任あり
エディフィストラーニング㈱ 東京都中央区 100百万円 企業の人材育成、能力開発およびIT等に関する教育・研修 100.0% 役員の兼任あり
ソフトウエアクリエイション㈱ 東京都品川区 36百万円 システム開発(Web系、クライアントサーバ系)、インフラ構築 100.0% 役員の兼任あり
コムチュアマーケティング㈱ 東京都品川区 50百万円 クラウドを中心としたソリューションプロダクト販売 100.0% 役員の兼任あり
コムチュアデータサイエンス㈱ 東京都品川区 10百万円 ビッグデータ/AIに関するコンサルティング、分析・開発 100.0% 役員の兼任あり

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
  • 特定子会社であります。
  • 当連結会計年度において、当社の連結子会社であったタクトビジネスソフト株式会社は、同じく当社の連結子会社であるタクトシステムズ株式会社を吸収合併存続会社とする吸収合併により消滅したため、連結の範囲から除外しております。
  • 2024年4月1日を効力発生日として、コムチュア株式会社を吸収合併存続会社、ソフトウエアクリエイション株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行っております。
  • コムチュアネットワーク㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等① 売上高6,000百万円 ② 経常利益784百万円 ③ 当期純利益512百万円 ④ 純資産1,904百万円 ⑤ 総資産2,985百万円