[3850] エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループはAIなどの先進的なデジタル技術を活用し、ローコードによるスピーディーなアプリケーション開発を可能にする「エンタープライズ・ローコードプラットフォーム」の開発・販売を主軸に、業務アプリケーション、クラウドサービス(SaaS)、製品の導入に向けたコンサルティング、教育支援、システム構築など幅広い事業を展開しています。

事業セグメント

  • ソフトウェア事業: エンタープライズ・ローコードプラットフォーム「intra-mart Accel Platform(iAP)」の販売・保守、iAP上で動作する業務アプリケーション「intra-mart Accel Applications」、iAPをクラウド型で提供する「Accel-Mart」を展開。
  • サービス事業: intra-mart製品の導入に付随するコンサルティングサービス、教育支援(DX人材育成・技術研修)、システム構築(SI)を展開。
  • その他事業: 他社のハードウェア、ソフトウェア等の商品の仕入販売を行っている。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • ローコード開発により高度なプログラミングスキルが不要で、短期間でのシステム構築が可能。
  • 特約店パートナーを通じたグローバルな事業展開と、サブスクリプション型ライセンス体系への転換を推進。
  • intra-martを基盤にした一気通貫のコンサルティングサービスと、豊富な研修プログラムを提供。

今後の展開・方針

サブスクリプション型のライセンス体系への転換を2023年度より推進し、特約店パートナーとともにグローバルな事業拡大とお客さまのビジネス貢献を目指す。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、企業は主に無形固定資産の取得を中心に設備投資を行ってきました。2019年と2024年には有形固定資産の取得に重点を置いています。全体として、販売用ソフトウェアを除く形での無形資産の取得が多く、設備の除却や売却は行われていません。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (101,762千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(93,644千円)
  • 2016-03-31 (78,796千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(48,659千円)
  • 2017-03-31 (96,808千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(87,128千円)
  • 2018-03-31 (74,215千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(41,378千円)
  • 2019-03-31 (215,708千円)
    目的: 有形固定資産の取得
    詳細: 有形固定資産の取得(131,587千円)
  • 2020-03-31 (95,415千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(88,368千円)
  • 2021-03-31 (191,408円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(189,314千円)
  • 2022-03-31 (312,169千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(304,834千円)
  • 2023-03-31 (453,365千円)
    目的: 無形固定資産の取得
    詳細: 無形固定資産の取得(355,912千円)
  • 2024-03-31 (263,944千円)
    目的: 有形固定資産の取得
    詳細: 有形固定資産の取得(148,815千円)

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱NTTデータ・イントラマートCSI 東京都港区 百万円 10 システム設計・開発・技術支援 所有100.0(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。
NTTデータイントラマートソフトウェア系統(上海)有限公司 中国上海市 千米ドル 2,100 ソフトウェア販売 所有60.0(-) 当社製品の販売、及び保守サービスの提供を行っております。
㈱ジェイエスピー 神奈川県横浜市西区 百万円 30 システム設計・開発・技術支援 所有100.0(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱サザンクロスシステムズ 東京都荒川区 百万円 37 システム設計・開発・技術支援 所有18.5(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。
協立システム開発㈱ 神奈川県川崎市川崎区 百万円 33 システム設計・開発・技術支援 所有18.2(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。
MBP SMARTEC㈱ 東京都千代田区 百万円 100 システム設計・開発・技術支援 所有15.0(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。
㈱B-Prost 東京都港区 百万円 78 システム設計・開発・技術支援 所有18.0(-) 当社製品に関する各種サービスの提供を行っております。

注釈

  • 有価証券報告書を提出しております。
  • 議決権の所有割合100分の50以下でありますが、実質的な支配力を持っているため親会社としております。
  • 議決権の所有又は被所有割合の欄の( )内は間接被所有割合を内数で記載しております。
  • 特定子会社に該当しております。
  • ㈱ジェイエスピーについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。