[3907] シリコンスタジオ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、ゲーム業界やメディア業界などのエンターテインメント業界におけるデジタルコンテンツの開発を行っており、開発推進・支援事業と人材事業の2つのセグメントにより構成されています。

事業セグメント

  • 開発推進・支援事業: ゲームや映像などのエンターテインメント業界をはじめ、自動車、建築、その他製造業など向けにリアルタイムCG技術を活用したソリューションを提供。ミドルウェアの開発・販売、サーバーネットワークの構築・運用・監視などを行い、クライアント企業の製品開発の効率化やネットワーク+クラウドの最適活用などの課題を解決。
  • 人材事業: CG、ゲーム制作、映像制作、WEB制作の各業界におけるデザイナーやクリエイター、エンジニア等の専門スキルを持った人材をクライアント企業に紹介・派遣。ゲーム業界を中心としたエンターテインメント業界に特化した人材ビジネスを展開。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • ミドルウェア製品の開発で培った3DCG技術及びレンダリング技術をコア技術とし、ゲーム開発・映像効果・CG等に関するミドルウェアの開発・販売を行う。
  • クリエイティブ人材に特化した人材派遣・有料職業紹介を行い、専門スキルを持った人材を提供。

今後の展開・方針

当社グループは、ゲームエンジンの活用による産業分野のDX推進支援やデジタルツイン構築支援など、新たな技術を活用した事業拡大を目指しています。また、オンラインソリューションの提供を通じて、ゲーム以外の産業分野にも技術を応用し、パブリッククラウドを利用した大規模なシステム構築を手掛けています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は主に販売能力増強を目的としたミドルウェアの開発に多額の投資を行ってきました。2019年以降は、設備更新を主な目的とした投資が続いており、投資規模は徐々に縮小しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-11-30 (289,669千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 開発推進・支援事業において、販売を目的としたミドルウェアの開発
  • 2015-11-30 (263,946千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 開発推進・支援事業において、販売を目的としたミドルウェアの開発
  • 2016-11-30 (190,614千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 開発推進・支援事業において、販売を目的としたミドルウェアの開発
  • 2017-11-30 (444,278千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 開発推進・支援事業において、販売を目的としたミドルウェアの開発
  • 2019-11-30 (120百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資
  • 2020-11-30 (118百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資
  • 2021-11-30 (137百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資
  • 2022-11-30 (39百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資
  • 2023-11-30 (28百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資
  • 2024-11-30 (89百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 設備更新のための投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
イグニス・イメージワークス株式会社 東京都渋谷区 15百万円 開発推進・支援事業 100.0% 役員の兼任 2名

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社イリンクス 東京都品川区 12百万円 開発推進・支援事業 40.0% 株式の保有等

注釈

  • 「主要な事業の内容」の欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
  • 特定子会社であります。
  • 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
  • イグニス・イメージワークス株式会社について、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。