[3918] PCIホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、純粋持株会社であるPCIホールディングス株式会社と情報サービス事業を営む連結子会社6社で構成され、ソフトウェア及びハードウェア開発、自社ソリューションの開発・保守、半導体のテスト・設計を主たる業務としています。

事業セグメント

  • エンジニアリング事業: 自動車関連、情報家電、モバイル等の組込み制御系システムの設計・開発、組込みPC、コントローラー等の開発・製造・販売、一般企業、金融機関、官公庁向けの業務システムの設計・開発及びITシステム構築、自社パッケージソフトウェア製品の企画・開発を行っています。
  • プロダクト/デバイス事業: 組込制御技術、アプリケーション技術等の当社グループの強みを活かしたIoTソリューションの提供、顧客企業との共同開発、半導体設計・テスト受託、LSIターンキーサービスを行っています。
  • ICTソリューション事業: AI活用ソリューション、IoTプラットフォーム、サービスインテグレーションを提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは組込制御技術、アプリケーション技術を活かしたIoTソリューションの提供が強みです。

今後の展開・方針

当連結会計年度より、事業セグメントの区分方法を見直し、報告セグメントを従来の3区分から新たな3区分に変更し、グループ経営戦略の策定、コーポレート・ガバナンスの構築、経営資源のグループ内最適配分を行っています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間、当社グループは主に設備更新と効率化を目的とした設備投資を行ってきました。特に、社内用業務支援システムの開発や事業用資産の購入、新商品の開発に注力しています。これにより、業務効率の向上と新規事業の展開を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-09-30 (36百万円)
    目的: 備品購入
    詳細: 当社グループにおける備品購入
  • 2016-09-30 (23百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内用業務支援システムの開発
  • 2017-09-30 (50百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 事業用設備の更新、社内用業務支援システムの開発及び整備
  • 2018-09-30 (288百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 本社移転に伴う事業用設備の購入、業務提携に伴うシステムの共同開発
  • 2019-09-30 (195百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 業務提携に伴うシステムの共同開発
  • 2020-09-30 (93百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 製品開発及び事業用資産の購入
  • 2021-09-30 (89百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内用業務支援システムの開発及び事業用資産の購入
  • 2022-09-30 (144百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 新商品の開発、社内設備の更新、及び事業用資産の購入
  • 2023-09-30 (194百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 新商品の開発、社内設備の更新、及び事業用資産の購入
  • 2024-09-30 (166百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 新商品の開発、社内設備の更新、及び事業用資産の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
PCIソリューションズ株式会社 東京都港区 360,000 エンジニアリングICTソリューション 100.0 役員の兼任あり
株式会社ソード 千葉県千葉市美浜区 499,000 エンジニアリングプロダクト/デバイス 100.0 役員の兼任あり
株式会社プリバテック 東京都港区 100,000 ICTソリューションプロダクト/デバイス 50.0 役員の兼任あり
パーソナル情報システム株式会社 東京都港区 100,000 エンジニアリングICTソリューション 100.0
株式会社エヌエスアール 大阪府大阪市西区 10,000 エンジニアリング 100.0
株式会社PCIソリューションズ総合研究所 東京都港区 20,000 ICTソリューション 100.0

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社レスター 東京都港区 4,383,396 デバイスBU(ビジネススニット)システムBU(ビジネスユニット) 51.2 役員の兼任あり

注釈

  • 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント名称を記載しております。
  • 2.有価証券報告書を提出しております。
  • 3.特定子会社に該当しております。
  • 4.PCIソリューションズ株式会社、株式会社ソード及び株式会社プリバテックについては、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  • 5.株式会社プリバテックの持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため連結子会社としたものであります。