[3933] チエル の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは教育ICT事業を行っており、学習部門、進路部門、情報基盤部門の3つの報告セグメントに区分されています。

事業セグメント

  • 学習部門: 文教市場や企業向けに授業・講義支援システム及びデジタル教材の企画・開発・製造・販売を行っており、学内の教室や講義室外での学習を支援するプラットフォームを提供しています。
  • 進路部門: 高校生の職業・進路選択に役立つ情報・サービスを提供し、進学相談会の企画・実施や進学情報誌の企画・制作・配布を行っています。
  • 情報基盤部門: 文教市場や自治体向けに情報セキュリティ対策のソフトウェアや運用管理ソリューションの企画・開発・製造・販売を行っています。

事業の特徴・強み

  • 教育ICT事業において、文教市場や企業向けに幅広いソリューションを提供し、高校・大学市場での実績を持つブレンデッドLMSを展開しています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な記述がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、研究開発部門における製品開発を中心に継続的な投資を行ってきました。毎年、100,000千円以上の規模で新規事業のための設備投資を実施し、特に学校教育ICT事業における技術革新を推進しています。重要な設備の除却や売却は行われておらず、資産はセグメントに配分されていません。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2017-03-31 (209,033千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2018-03-31 (222,838千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2019-03-31 (172,378千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2020-03-31 (112,064千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2021-03-31 (123,910千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2022-03-31 (107,469千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2023-03-31 (180,542千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発
  • 2024-03-31 (180,418千円)
    目的: 新規事業
    詳細: 研究開発部門における製品開発

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
沖縄チエル株式会社 沖縄県浦添市 10,000千円 教育用ソフトウエアの販売 100.0% 役員の兼任1名
株式会社コラボレーションシステム 福岡県福岡市博多区 10,000千円 学校におけるシステム運用・監視などのパッケージソフトの開発及び販売 100.0% なし
四国チエルクリエイト株式会社 徳島県三好市 10,000千円 教育用機械器具・教材の販売、OA機器の販売・保守 100.0% なし
チエルコミュニケーションブリッジ株式会社 東京都品川区 25,000千円 高校における進路相談会の実施 100.0% なし
株式会社東京音楽鑑賞協会 東京都品川区 10,000千円 音楽演奏会の企画・斡旋 100.0% なし
美馬チエル株式会社 徳島県美馬市 0千円 自治体、行政向けコンサルティング及び紹介業、各種セミナー及び研修の運営 100.0% (100.0%) なし

持分法適用関連会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社エディト 東京都渋谷区 49,950千円 出版物・印刷物の企画・制作、広告代理業務など 20.0% なし
セーバー株式会社 愛媛県松山市 50,000千円 WebRTCを活用したシステム開発・コンサルティング 30.0% なし
ワンビ株式会社 東京都新宿区 67,000千円 データ消去関連製品・サービスの開発・販売 21.9% なし

注釈

  • チエルコミュニケーションブリッジ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
  • 株式会社昭栄広報及び株式会社VERSION2は、2023年7月1日付で、株式会社昭栄広報を存続会社、株式会社VERSION2を消滅会社とする吸収合併を実施し、チエルコミュニケーションブリッジ株式会社に商号変更しました。
  • 「議決権の所有(又は被所有)割合」欄の〔内書〕は間接所有であります。