[3939] カナミックネットワークの財務・株価分析レポート

過去の業績推移は？

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

株価はどうなっている？

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

事業内容は？

当社グループは、超高齢社会の地域包括ケアをクラウドで支える経営理念のもと、医療・介護・健康情報をリアルタイムに共有・コミュニケーション・利活用できるICTプラットフォームを提供し、患者や家族が質の高い医療・介護サービスを受けられることを目指して事業を展開しています。また、健康寿命延伸を目的としたヘルスケアプラットフォームを構築し、付加価値の高いサービスを提供しています。

事業セグメント

医療・介護クラウドプラットフォーム事業: 地域包括ケアシステムの実現に寄与するため、自治体や医師会、介護サービス事業者向けの多職種間連携を可能にする地域連携型クラウドサービスを提供。情報共有プラットフォーム、介護業務管理システム、子育て支援システムを含む。
健康寿命延伸事業: 24時間営業のフィットネスジムの運営及びフランチャイズを通じて、健康寿命延伸に資するサービスを提供。食・栄養の提供やコミュニティ活動の場の提供を行い、健康寿命延伸効果の測定と健康のDX化を進める。
ソリューション開発事業: Ruby言語によるシステム開発に特色を持ち、アジャイル開発を通じて企業のニーズに沿ったスピーディなWebサービスの企画・開発を提供。

セグメント別の業績は？

事業の特徴・強み

医療・介護分野に特化したクラウドサービスを提供し、特許権を保有。自治体や医師会での多職種他法人連携を実現し、スマートフォン対応やビッグデータ活用により地域連携や介護事業経営に関するデータ分析・活用が可能。

今後の展開・方針

リアル店舗での食・栄養の提供とコミュニティ活動の場の提供を通じて、健康寿命延伸効果の測定と健康のDX化を進め、データの利活用によるヘルステックサービスの提供を行う予定。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

どんなことに設備投資している？

過去数年間にわたり、カナミッククラウドサービスのソフトウエア機能強化を中心に効率化を図りつつ、健康寿命延伸サービスにおける新規店舗出店を通じて新規事業の展開を進めている。設備投資は年々増加しており、特に2023年度には大規模な投資が行われた。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

2020-09-30 (107,116千円)
目的: 効率化
詳細: カナミッククラウドサービスにおけるソフトウエアの機能強化95,336千円
2021-09-30 (227,675千円)
目的: 効率化
詳細: カナミッククラウドサービスにおけるソフトウエアの機能強化169,471千円及び設備投資等58,204千円
2022-09-30 (341,966千円)
目的: 効率化
詳細: カナミッククラウドサービスにおけるソフトウエアの機能強化262,248千円及び設備投資等63,912千円
2023-09-30 (649,454千円)
目的: 効率化、新規事業
詳細: カナミッククラウドサービスにおけるソフトウエアの機能強化226,224千円及び設備投資等54,750千円、健康寿命延伸サービスにおける新規店舗出店に係る設備投資等348,139千円
2024-09-30 (353,843千円)
目的: 効率化、新規事業
詳細: カナミッククラウドサービスにおけるソフトウエアの機能強化184,708千円及び設備投資等10,451千円、健康寿命延伸サービスにおける新規店舗出店に係る設備投資等114,130千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力（安全性）が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力（純利益）と、その利益をどの程度株主に還元しているか（配当性向）の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

会社名	住所	資本金	事業内容	出資比率	役員兼任等
株式会社アーバンフィット	大阪市淀川区	40,000千円	健康寿命延伸事業	100%	役員の兼任があります
株式会社Ｒｕｂｙ開発	東京都渋谷区	45,500千円	ソリューション開発事業	100%	役員の兼任があります
康納美克（大連）科技有限公司	中華人民共和国遼寧省大連市	10,000千円	医療・介護クラウドプラットフォーム事業	100%	役員の兼任があります

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