[4088] エア・ウォーター の財務・株価分析レポート

エア・ウォーターの2025年03月期の営業利益は75,246百万円、営業利益率は7.0%と前年比6,974百万円増、営業利益率は0.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

エア・ウォーターグループは、150社で構成され、デジタル&インダストリー、エネルギーソリューション、ヘルス&セーフティー、アグリ&フーズ、その他の事業に関する製品・商品の製造・販売を行っています。

事業セグメント

  • デジタル&インダストリー: 酸素・窒素・アルゴン・炭酸ガス・水素等の産業ガスの製造・販売、電子材料、機能材料等の製造・販売を行っています。
  • エネルギーソリューション: LPガス・灯油の販売及び、LNG関連機器の製造・販売を行っています。
  • ヘルス&セーフティー: 酸素等の医療用ガス、歯科材料、衛生材料、注射針、エアゾール製品等の製造・販売、病院設備工事、病院サービス、在宅医療を行っています。
  • アグリ&フーズ: 青果物の加工・流通及び冷凍食品・食肉加工等の製造・販売、清涼飲料水の製造受託を行っています。
  • その他の事業: 一般貨物・食品・医療・環境等の物流サービス、業務用塩等の製造・販売、海外における産業ガス事業及び高出力UPS事業、木質バイオマスによる電力事業を展開しています。

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野における製造・販売の展開と、国内外での広範な事業ネットワークを持つことが強みです。

今後の展開・方針

エア・ウォーター炭酸㈱は2024年4月1日付でエア・ウォーター・ハイドロ㈱を吸収合併し、商号をエア・ウォーター・グリーンデザイン㈱に変更します。また、エア・ウォーター物流㈱は同日付で東日本エア・ウォーター物流㈱を吸収合併します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、企業は主に生産能力増強を目的として設備投資を行ってきました。各年度において、特定の地域における製造設備や発電所の建設が主な投資内容となっており、特に産業ガス関連事業やバイオマス発電所の建設に注力しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (320億2千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 北海道室蘭市に建設した液化炭酸製造設備及び工場建屋
  • 2016-03-31 (422億3千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 神奈川県川崎市に建設中の液化炭酸及びドライアイス製造設備
  • 2017-03-31 (405億8千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 兵庫県加古川市に建設中の深冷空気分離プラントとガス生産および供給設備
  • 2018-03-31 (613億9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 兵庫県加古川市に建設した深冷空気分離プラント、山口県防府市に建設中のバイオマス・石炭混焼発電所、兵庫県赤穂市に建設中のバイオマス発電所
  • 2019-03-31 (78,526百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 兵庫県神戸市に建設中のエア・ウォーター国際くらしの医療館・神戸、神奈川県厚木市に建設した冷凍冷蔵物流センター、山口県防府市に建設中のバイオマス・石炭混焼発電所
  • 2020-03-31 (62,900百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 北海道恵庭市に導入した無菌充填設備、兵庫県赤穂市に建設中のバイオマス発電所
  • 2021-03-31 (51,972百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 山形県寒河江市に建設した高圧ガス製造設備、兵庫県赤穂市に建設したバイオマス発電所
  • 2022-03-31 (45,461百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 福岡県北九州市に建設した高圧ガス製造設備、福島県郡山市に建設した低温機器の製作設備、鳥取県西伯郡伯耆町に建設中の食品加工施設
  • 2023-03-31 (66,367百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: オンサイトガス供給設備、千葉県千葉市および三重県亀山市に建設した深冷空気分離プラント
  • 2024-03-31 (73,303百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 高圧ガス製造設備、北海道札幌市に建設中のオープンイノベーション推進施設、福岡県苅田町に建設したバイオマス発電所、インドに建設中のオンサイトガス供給設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ