[4193] ファブリカホールディングス の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、テクノロジーで社会の課題を解決することをミッションとし、SMS配信プラットフォーム「メディアSMS」と中古車販売業務支援クラウドサービス「symphony」を主軸に、顧客の業務効率向上に資するサービスを提供しています。

事業セグメント

  • SMSソリューショングループ: 法人向けのSMS送信サービスを展開し、SMSの送信数に応じた従量課金で収益を得ています。多くの携帯電話に対応し、事業者とエンドユーザーを結ぶ強力なコンタクトツールとして市場認知が高まっています。
  • U-CARソリューショングループ: 中古車販売管理システムと広告出稿プラットフォームを融合したクラウドサービス「symphony」を提供し、中古車販売店の収益機会の最大化に貢献しています。
  • インターネットサービスグループ: デジタルマーケティング事業を展開し、WEB集客支援や車買取事業者への一括査定サービス、自動車WEBマガジン「CarMe」の運営などを行っています。
  • オートサービスグループ: BP・レンタカー事業とメンテナンス事業を展開し、事故車両の修理やレンタカーの貸出をワンストップで提供しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • SMSソリューショングループは、全キャリアと直接接続の契約を行い、高いサービス品質を実現しています。
  • U-CARソリューショングループは、中古車販売に必要なあらゆるツールをワンストップで提供し、在庫回転率の向上を実現しています。
  • オートサービスグループは、独自に開発した工程管理システムと検査体制を駆使して短納期・高品質のサービスを提供しています。

今後の展開・方針

今後も顧客のニーズに沿ったサービス体制を強化し、国内SMS配信市場でのシェア拡大を目指します。また、中古車販売店のDX推進に貢献し、各事業の推進のために新規サービスの開発を進めます。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、業容拡大を目的に、SMSソリューショングループ、U-CARソリューショングループ、インターネットサービスグループ、オートサービスグループにおいて、ソフトウェアの購入や既存システムの改修、車両の購入などを継続的に行っている。2024年度には本社移転に伴う設備投資も実施している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-03-31 (184,833千円)
    目的: 業容拡大
    詳細: SMSソリューショングループ業務用ソフトウェアの購入、U-CARソリューショングループ既存システムの改修、インターネットサービスグループ開発用PC、サーバーの購入および既存システムの改修、オートサービスグループセールアンドリースバック取引に係る車両
  • 2022-03-31 (152,509千円)
    目的: 業容拡大
    詳細: SMSソリューショングループソフトウェアの購入、U-CARソリューショングループ既存システムの改修、インターネットサービスグループ既存システムの改修、オートサービスグループセールアンドリースバック取引に係る車両
  • 2023-03-31 (298,962千円)
    目的: 業容拡大
    詳細: SMSソリューショングループソフトウェアの購入、U-CARソリューショングループ既存システムの改修および仮勘定、インターネットサービスグループ既存システムの改修および事業譲受による増加、オートサービスグループセールアンドリースバック取引に係る車両および営業車の購入
  • 2024-03-31 (491,237千円)
    目的: 業容拡大
    詳細: SMSソリューショングループソフトウェアの購入、U-CARソリューショングループ既存システムの改修および仮勘定、インターネットサービスグループ既存システムの改修、オートサービスグループセールアンドリースバック取引に係る車両および営業車の購入、本社移転に伴う設備投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
株式会社メディア4u 東京都港区 40,000千円 SMSソリューション事業 100.00% 役員の兼任あり
Sparkle AI株式会社 東京都港区 100,000千円 その他事業 100.00% 役員の兼任あり

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • (注)1.特定子会社に該当しております。
  • 2.株式会社メディア4uについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。