[4221] 大倉工業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、ポリエチレン、ポリプロピレンの各種製品、光学機能性フィルム製品、加工合板、パーティクルボード及び加工ボード等の加工及び製造販売、宅地造成及び建物の建築販売を主な内容とし、ホテルの運営、不動産の賃貸等の事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • 合成樹脂事業: ポリエチレン、ポリプロピレンの各種製品の販売及び加工を行う。
  • 新規材料事業: 新規材料の製品を購入し、事業を展開。
  • 建材事業: 加工合板、パーティクルボード及び加工ボードの販売、木材加工、宅地造成及び建物建築事業を行う。
  • その他: ホテル事業、情報処理システム開発、損害保険代理業務、有線テレビ放送事業を含む。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多岐にわたる製品ラインナップと、製造から販売までの一貫した事業展開。

今後の展開・方針

接着剤製品及びプラスチック製品の製造・販売を目的として、OKURA VIETNAM CO., LTD.を設立し、稼働に向け準備を進めています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループの設備投資は、主に製造設備の増強と合理化を目的としており、合成樹脂フィルムや光学フィルムの製造設備の新設や更新を中心に行われています。各年度の投資額は、需要予測や技術予測に基づき、経営計画に則って計画され、重複投資を避けるためにグループ全体で調整されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (45億6千万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ㈱関西オークラの工場建設工事及び合成樹脂フィルム製造設備の新設
  • 2015-12-31 (24億4千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム製造設備の新設
  • 2016-12-31 (30億6千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム製造設備の新設
  • 2017-12-31 (55億6千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム製造設備の新設
  • 2018-12-31 (58億4千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム製造設備の新設
  • 2019-12-31 (5,051百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム加工設備の新設
  • 2020-12-31 (3,698百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 合成樹脂フィルム製造装置の更新
  • 2021-12-31 (4,673百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 合成樹脂フィルム製造装置の更新
  • 2022-12-31 (5,524百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 合成樹脂フィルム印刷装置の更新
  • 2023-12-31 (11,148百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム開発装置の新設
  • 2024-12-31 (6,348百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 合成樹脂フィルム製造装置の新設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ

関連会社情報

以下は関連会社の情報です。

連結子会社

会社名 住所 資本金 事業内容 出資比率 役員兼任等
㈱KSオークラ 滋賀県東近江市 100百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任1名(うち当社社員1名)、転籍4名
㈱カントウ 埼玉県東松山市 10百万円 合成樹脂事業 100.0%〔100.0%〕 役員の兼任1名(うち当社社員1名)、転籍3名
㈱オークラプロダクツ 香川県仲多度郡まんのう町 50百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任2名(うち当社社員2名)、転籍1名
オークラ情報システム㈱ 香川県丸亀市 12百万円 その他 100.0% 役員の兼任3名(うち当社社員2名)、転籍2名
㈱ユニオン・グラビア 香川県丸亀市 10百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任4名(うち当社社員4名)
㈱オークラパック香川 香川県丸亀市 10百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任4名(うち当社社員4名)
オークラホテル㈱ 香川県丸亀市 100百万円 その他 100.0% 役員の兼任3名(うち当社社員3名)、転籍1名
㈱九州オークラ 熊本市北区 100百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任3名(うち当社社員3名)、転籍1名
㈱オークラハウス 香川県丸亀市 40百万円 建材事業 100.0% 役員の兼任3名(うち当社社員3名)
㈱オークラプレカットシステム 香川県三豊市 100百万円 建材事業 100.0% 役員の兼任2名(うち当社社員2名)、転籍2名
無錫大倉包装材料有限公司 中国江蘇省無錫市 51,155千人民元 合成樹脂事業 94.0% 役員の兼任2名(うち当社社員1名)
㈱埼玉オークラ 埼玉県東松山市 100百万円 合成樹脂事業 100.0% 役員の兼任3名(うち当社社員3名)、転籍1名

持分法適用関連会社

持分法適用関連会社の情報がありません。

注釈

  • 1. 主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。
  • 2. 「議決権の所有割合」欄の〔 〕内は内書きで間接所有割合であります。
  • 3. 特定子会社であります。
  • 4. 上記の会社は、有価証券届出書又は有価証券報告書は提出しておりません。
  • 5. ㈱KSオークラについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。主要な損益情報等 ① 売上高 16,266百万円 ② 経常利益 1,445百万円 ③ 当期純利益 951百万円 ④ 純資産額 7,487百万円 ⑤ 総資産額 9,668百万円