[4272] 日本化薬 の財務・株価分析レポート

日本化薬の2025年03月期の営業利益は20,401百万円、営業利益率は9.2%と前年比13,064百万円増、営業利益率は5.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

日本化薬グループは、日本化薬株式会社を中心に、子会社36社、関連会社10社で構成され、モビリティ&イメージング、ファインケミカルズ、ライフサイエンス、不動産賃貸の各事業領域で活動しています。

事業セグメント

  • モビリティ&イメージング事業領域: エアバッグ用インフレータやシートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータの製造・販売を行うセイフティシステムズ、偏光フィルムや液晶ディスプレイ用部材を製造・販売するポラテクノなどがあります。
  • ファインケミカルズ事業領域: エポキシ樹脂やマレイミド樹脂、インクジェットプリンタ用色素、アクリル酸製造用触媒などの機能性材料、色素材料、触媒の製造・販売を行っています。
  • ライフサイエンス事業領域: 医療用医薬品、医療機器、医薬原薬・中間体、診断薬の製造・販売を行う医薬品部門や、農薬の製造・販売を行うアグロ部門があります。
  • 不動産賃貸: 不動産賃貸事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業領域における専門性と、国内外の子会社を通じたグローバルな製造・販売ネットワークを持っています。

今後の展開・方針

報告セグメントの区分を変更し、各事業領域での効率的な運営と成長を目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、企業価値向上を目指し、環境・省エネルギー関連分野、医療分野、安全分野、情報・通信分野、デジタル印刷分野、モビリティ分野などの成長分野に重点を置き、毎年多額の設備投資を実施してきました。これにより、機能化学品事業、医薬事業、セイフティシステムズ事業、モビリティ&イメージング事業領域、ファインケミカルズ事業領域、ライフサイエンス事業領域など、各事業の強化と拡大を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (162億円)
    目的: 環境対応
    詳細: 機能化学品事業に41億円、医薬事業に45億円、セイフティシステムズ事業に64億円、その他に2億円、全社に9億円の設備投資を実施
  • 2016-03-31 (134億円)
    目的: 環境対応
    詳細: 機能化学品事業に50億円、医薬事業に17億円、セイフティシステムズ事業に61億円、その他に1億円、全社に4億円の設備投資を実施
  • 2017-03-31 (115億円)
    目的: 環境対応
    詳細: 機能化学品事業に26億円、医薬事業に14億円、セイフティシステムズ事業に65億円、その他に3億円、全社に5億円の設備投資を実施
  • 2018-03-31 (164億円)
    目的: 環境対応
    詳細: 機能化学品事業に40億円、医薬事業に13億円、セイフティシステムズ事業に102億円、その他に2億円、全社に6億円の設備投資を実施
  • 2019-03-31 (166億円)
    目的: 情報通信分野
    詳細: 機能化学品事業に53億円、医薬事業に11億円、セイフティシステムズ事業に90億円、その他に3億円、全社に6億円の設備投資を実施
  • 2020-03-31 (145億円)
    目的: 情報通信分野
    詳細: 機能化学品事業に70億円、医薬事業に13億円、セイフティシステムズ事業に47億円、その他に7億円、全社に6億円の設備投資を実施
  • 2021-03-31 (83億円)
    目的: 情報通信分野
    詳細: 機能化学品事業に37億円、医薬事業に17億円、セイフティシステムズ事業に18億円、その他に4億円、全社に6億円の設備投資を実施
  • 2022-03-31 (115億円)
    目的: 情報通信分野
    詳細: 機能化学品事業に56億円、医薬事業に17億円、セイフティシステムズ事業に31億円、その他に3億円、全社に6億円の設備投資を実施
  • 2023-03-31 (235億円)
    目的: モビリティ
    詳細: 機能化学品事業に125億円、医薬事業に35億円、セイフティシステムズ事業に60億円、その他に4億円、全社に9億円の設備投資を実施
  • 2024-03-31 (177億円)
    目的: モビリティ
    詳細: モビリティ&イメージング事業領域に63億円、ファインケミカルズ事業領域に65億円、ライフサイエンス事業領域に28億円、テクノロジー統括・全社管理に20億円の設備投資を実施

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ