過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、デジタルトラスト事業を主たる業務としており、デジタル社会における信頼を支えるサービスを提供しています。デジタルトラストとは、インターネットに繋がるモノやプロセスの正当性・完全性・真正性を証明するサービスです。
事業セグメント
- デジタルトラスト事業: デジタルトラスト事業は、トラスト(旧 認証・セキュリティ)とプラットフォーム(旧 Linux/OSS及び旧 IoT)に分かれています。トラストサービスは、公開鍵基盤(PKI)技術を用いて、EV SSL/TLS証明書やデバイス証明書管理サービス、電子署名用証明書などを提供します。プラットフォームサービスは、オープンスタンダードな技術を活用し、Linux OSを基盤としたエンタープライズ向けサービスやIoT機器のセキュリティを強化するサービスを提供します。
事業の特徴・強み
- 当社グループは、電子認証局を国内に持ち、SSL/TLS証明書「SureServer」を提供しています。また、デバイス証明書管理サービス「サイバートラスト デバイスID」により、強固な多要素認証環境を構築し、管理の負担や人的コストの削減を可能にします。さらに、電子認証サービス「iTrust」を通じて、電子取引の信頼性を高めるための包括的なサービスを提供しています。
- プラットフォームサービスでは、Linux OS「MIRACLE LINUX」を提供し、長期サポートを行っています。また、IoT機器向けのLinux OS「EMLinux」を提供し、組込みアプリケーションの開発を支援しています。セキュアIoTプラットフォームにより、IoT機器のセキュリティを一貫して管理し、安心・安全な利用を可能にします。
今後の展開・方針
2024年10月より、DX進展に伴い顧客のトータルニーズへの提案力を強化し、さらなる事業成長を目指すため、従来の「Linux/OSS」と「IoT」を統合し「プラットフォーム」にサービス区分を変更しました。また、2025年4月より、事業セグメントの名称を「トラストサービス事業」から「デジタルトラスト事業」に変更し、より広範なデジタル社会での信頼の基盤を意味する名称としています。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
過去数年間にわたり、情報機器やソフトウェアの開発・購入を通じて既存サービスの強化と新規サービスの開始を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。また、リネオホールディングス株式会社及びリネオソリューションズ株式会社の連結子会社化に伴う資産取得や本社移転のための工事費用も含まれています。これらの投資は、トラストサービス事業の単一セグメントにおける事業強化を目的としています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2021-03-31 (1,301,344千円)
目的: 新規事業
詳細: 情報機器等の工具、器具及び備品の取得149,339千円、既存サービスの強化、新規サービス開始のためソフトウエアの開発や購入849,947千円、リネオホールディングス株式会社及びリネオソリューションズ株式会社の連結子会社化に伴う建物など有形固定資産122,920千円とのれんなど無形固定資産174,637千円 - 2022-03-31 (472,746千円)
目的: 新規事業
詳細: 情報機器等の工具、器具及び備品の取得74,190千円及び既存サービスの強化、新規サービス開始のためソフトウエアの開発や購入383,522千円 - 2023-03-31 (434,429千円)
目的: 新規事業
詳細: 情報機器等の工具、器具及び備品の取得82,580千円及び既存サービスの強化、新規サービス開始のためソフトウエアの開発や購入337,839千円 - 2024-03-31 (616,455千円)
目的: 新規事業
詳細: 情報機器等の工具、器具及び備品の取得120,311千円及び既存サービスの強化、新規サービス開始のためソフトウエアの開発や購入448,013千円 - 2025-03-31 (643,928千円)
目的: 新規事業
詳細: 情報機器等の工具、器具及び備品の取得148,784千円、本社移転のための工事費用81,953千円、既存サービスの強化、新規サービス開始のためソフトウエアの開発や購入413,239千円
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。