[4543] テルモ の財務・株価分析レポート

テルモの2025年03月期の営業利益は157,668百万円、営業利益率は15.2%と前年比17,572百万円増、営業利益率は0.0%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、連結財務諸表提出会社と連結子会社99社、持分法適用会社4社により構成され、事業区分を「心臓血管カンパニー」、「メディカルケアソリューションズカンパニー」、「血液・細胞テクノロジーカンパニー」の3事業に区分しています。

事業セグメント

  • 心臓血管カンパニー: 心臓血管関連の事業を展開しています。
  • メディカルケアソリューションズカンパニー: 医療ケアソリューションを提供する事業です。
  • 血液・細胞テクノロジーカンパニー: 血液および細胞技術に関する事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

事業の特徴・強みの情報がありません。

今後の展開・方針

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、主に生産部門における生産能力の増強、効率化、品質改善を目的とした設備投資を継続的に実施しており、研究開発部門の充実、強化も図っています。各年度において、心臓血管カンパニー、ホスピタルカンパニー、血液・細胞テクノロジーカンパニー、メディカルケアソリューションズカンパニーを中心に、国内外の工場での生産能力の増強や設備更新を行い、業務システムの機能向上を目的とした投資も行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (414億円)
    目的: 生産能力増強、合理化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモ山口、テルモメディカルCorp.、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強、品質システム強化、設備更新。富士宮工場、テルモ山口D&D、テルモ(フィリピンズ)Corp.で生産能力の増強、コストダウン、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモペンポールLtd.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で設備投資。
  • 2016-03-31 (315億円)
    目的: 生産能力増強、合理化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモベトナムCo., Ltd.、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強、品質システム強化、設備更新。甲府工場、富士宮工場で生産能力の増強、コストダウン、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で設備投資。
  • 2017-03-31 (391億円)
    目的: 生産能力増強、合理化、品質改善
    詳細: マイクロベンションInc.の新棟建設、愛鷹工場で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強。
  • 2019-03-31 (608億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモ山口株式会社、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口D&D株式会社で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強。
  • 2020-03-31 (895億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモ山口株式会社、テルモベトナムCo., Ltd.、マイクロベンション, Inc.、バスクテック, Ltd.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口D&D株式会社で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強。
  • 2021-03-31 (772億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモ山口株式会社、テルモベトナムCo., Ltd.、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口D&D株式会社、テルモフィリピンCorp.で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強、原料血漿採取関連の生産設備の投資。
  • 2022-03-31 (692億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモ山口株式会社、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口D&D株式会社、テルモ医療産品杭州有限会社で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強、原料血漿採取関連の生産設備の投資。
  • 2023-03-31 (758億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモカーディオバスキュラーシステムズCorp.、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口株式会社で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強、原料血漿採取関連の生産設備の投資。リトルトン工場の竣工。
  • 2024-03-31 (784億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、テルモメディカルCorp.、マイクロベンション, Inc.で生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモ山口株式会社で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.、テルモBCTベトナムCo., Ltd.で生産能力の増強、原料血漿採取関連の生産設備の投資。
  • 2025-03-31 (825億円)
    目的: 生産能力増強、効率化、品質改善
    詳細: 愛鷹工場、バスクテック, Ltd.、マイクロベンション, Inc.、テルモプエルトリコLLCで生産能力の増強。甲府工場、富士宮工場、テルモヨーロッパN.V.で生産能力の増強、設備更新。テルモBCT, Inc.で生産能力の増強、原料血漿採取関連の生産設備の投資。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ