[4624] イサム塗料 の財務・株価分析レポート

イサム塗料の2025年03月期の営業利益は628百万円、営業利益率は7.7%と前年比17百万円減、営業利益率は0.4%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、塗料の製造販売及び関連商品の仕入販売を主な内容とし、子会社5社と共に事業活動を展開しています。

事業セグメント

  • 塗料事業: 自動車補修用、工業用、建築用等の塗料を製造販売し、子会社は半製品の加工、製品の充填・小分け作業、関連商品の仕入・販売を行っています。エアゾール製品は当社で原液を製造し、子会社イサムエアーゾール工業㈱で製造、販売しています。
  • その他の事業: 不動産の賃貸管理・運営業務を行っており、子会社イサム土地建物㈱、イサムモータープール㈱が不動産賃貸、駐車場経営をしています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、塗料の製造から販売までの一貫したプロセスを持ち、関連商品の仕入販売も行うことで、幅広いニーズに対応しています。

今後の展開・方針

テキスト内に具体的な今後の展開・戦略の説明はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、当社グループは主に滋賀工場の製造設備および研究開発設備の取得を通じて生産能力の増強を図ってきました。特に2018年には大規模な投資が行われ、効率化や合理化のための設備更新も適宜実施されています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (55百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 全拠点の電話交換機設備11百万円
  • 2016-03-31 (39百万円)
    目的: 研究開発
    詳細: 滋賀工場の研究開発機器5百万円
  • 2017-03-31 (57百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得15百万円
  • 2018-03-31 (2億円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得1億37百万円
  • 2019-03-31 (70百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得51百万円
  • 2020-03-31 (102百万円)
    目的: 効率化
    詳細: カラーマッチングシステムのソフト更新、全拠点サーバーの導入
  • 2021-03-31 (251百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得および研究開発設備の取得
  • 2022-03-31 (216百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得および研究開発設備の取得
  • 2023-03-31 (178百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得および研究開発設備の取得
  • 2024-03-31 (203百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得および研究開発設備の取得
  • 2025-03-31 (238百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 滋賀工場の製造設備の取得および研究開発設備の取得

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ