[4625] アトミクス の財務・株価分析レポート

アトミクスの2025年03月期の営業利益は350百万円、営業利益率は2.8%と前年比10百万円減、営業利益率は0.1%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、塗料販売事業と施工事業を行う企業であり、国内子会社4社と共に事業を展開しています。

事業セグメント

  • 塗料販売事業: 道路用塗料、建築用塗料、家庭用塗料、コンクリート構造物の保護・補修材を製造し、国内の得意先に販売。また、交通安全や生活環境インフラの維持管理に係るソフトウェアの開発と販売も行っています。家庭用塗料はアトムサポート株式会社が販売し、物流業務は株式会社アブスが担当。アトム機械サービス株式会社は施工機を製造し販売しています。
  • 施工事業: アトムテクノス株式会社と当社が行う事業で、道路用塗料やコンクリート構造物の保護・補修材を使用する工事を行い、床用塗料を使用する工事も請負っています。これにより新製品の開発や製品の改良に必要な情報を入手しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内の得意先に対する強力な販売ネットワークと、施工を通じて新製品の開発や製品改良に必要な情報を収集する能力。

今後の展開・方針

現時点で具体的な今後の展開や戦略についての記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、塗料販売事業を中心に、合理化・省力化・保全を目的とした生産設備投資を継続的に行い、研究体制の充実・強化や各事業所の安全と環境改善を図っています。これにより、研究開発の向上や生産能力の維持を目的とした設備投資を実施しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (9億円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 研究棟の建設や工場の生産設備の購入及び更新
  • 2016-03-31 (2億78百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の購入及び更新
  • 2017-03-31 (3億5百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 建物の改修、工場の生産設備の購入及び更新
  • 2018-03-31 (5億49百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の購入及び更新、本社の隣接地を購入
  • 2019-03-31 (352百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の購入及び更新
  • 2020-03-31 (347百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の購入及び更新
  • 2021-03-31 (378百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の購入及び更新
  • 2022-03-31 (417百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の新設及び更新
  • 2023-03-31 (294百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 工場の生産設備の新設及び更新
  • 2024-03-31 (805百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 土地・建物の購入、工場の生産設備の購入及び更新
  • 2025-03-31 (744百万円)
    目的: 合理化・省力化・保全
    詳細: 建物の資本的支出、工場の生産設備の購入及び更新

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ