過去の業績推移は?
以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです
株価はどうなっている?
以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。
事業内容は?
当社グループは、医薬品事業、感染管理事業、その他事業の3つの事業を展開しています。国内外の子会社を通じて、一般用医薬品の製造・販売や感染症対策製品の開発・販売を行っています。
事業セグメント
- 医薬品事業: 一般用医薬品の製造および国内外での販売を行っています。主な製品には『正露丸』や『セイロガン糖衣A』があり、国内では高いブランド認知率を維持しています。新たな購入者層の獲得を目指し、新製品の開発も行っています。
- 感染管理事業: 感染症に対する製品を提供するため、二酸化塩素特許技術を応用した製品の企画・開発・販売を行っています。『クレベリン』ブランドの製品を一般消費者や公共機関などに供給しています。
- その他事業: 『正露丸』の主成分である日局木クレオソートの副産物を利用した入浴液や園芸用木酢液の製造・販売を行っています。
セグメント別の業績は?
事業の特徴・強み
- 『正露丸』は100年以上の歴史を持ち、国内で高いブランド認知率を維持しています。また、医薬品事業で培った研究開発力を活かし、感染管理事業での製品開発を進めています。
今後の展開・方針
これまで築き上げてきたブランドを大切にしながら、新たな購入者層の獲得を目指し、新製品の開発を進めます。感染管理事業では、感染症予防意識の高まりを背景に、さらなる市場拡大を図ります。
キャッシュフロー推移
以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。
どんなことに設備投資している?
過去から現在に至るまで、当社は医薬品及び感染管理製品の製造設備の新設や更新、IT基盤の整備を通じて生産能力の増強と効率化を図ってきました。特に、感染管理事業における新工場の建設や既存工場の生産能力増強に大規模な投資を行い、全社的な基幹システムの構築にも注力しています。
※過去の投資内容は下記のとおりです。
- 2015-03-31 (4,710百万円)
目的: 新規事業
詳細: 医薬品及び衛生管理製品の製造工場(京都府相楽郡精華町)の新設 - 2016-03-31 (1,865百万円)
目的: 新規事業
詳細: 医薬品及び衛生管理製品の製造、研究開発施設である京都工場・研究開発センターの新設 - 2017-03-31 (108百万円)
目的: 設備更新
詳細: 医薬品事業における生産設備の老朽化更新 - 2018-03-31 (353百万円)
目的: 設備更新
詳細: 医薬品事業及び感染管理事業における製造設備の老朽化更新 - 2019-03-31 (376,294千円)
目的: 合理化
詳細: 基幹システム構築及び社内情報ネットワーク等のIT基盤整備、製造設備の新設、更新及び合理化 - 2020-03-31 (228,992千円)
目的: 合理化
詳細: 製造設備の新設、更新及び合理化、基幹システム構築及び社内情報ネットワーク等のIT基盤整備 - 2020-12-31 (2,836,753千円)
目的: 生産能力増強
詳細: 感染管理事業における新工場の建設及び既存工場の生産能力増強 - 2021-12-31 (1,082百万円)
目的: 設備更新
詳細: 基幹システム構築等のIT基盤整備、医薬品事業における製造設備の更新及び導入 - 2022-12-31 (43百万円)
目的: 効率化
詳細: 基幹システム構築等のIT基盤整備、医薬品事業における試験設備の導入 - 2023-12-31 (258百万円)
目的: 設備更新
詳細: 工場等の追加の原状回復工事費用、医薬品事業における製造設備更新 - 2024-12-31 (209百万円)
目的: 設備更新
詳細: 医薬品事業における製造設備の更新
負債・純資産と自己資本比率の推移
以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。
貸借対照表の比較図
以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。
純利益・配当推移
以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。
純利益と配当性向の散布図
以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。
棚卸資産と在庫回転率の推移
以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。