[4931] 新日本製薬 の財務・株価分析レポート

新日本製薬の2024年09月期の営業利益は4,176百万円、営業利益率は10.4%と前年比422百万円増、営業利益率は0.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、化粧品及びヘルスケア商品の商品開発、販売を行っており、『美と健康の「新しい」で、笑顔あふれる毎日をつくる。』というパーパスの実現に向けて活動しています。

事業セグメント

  • 通信販売: 化粧品及びヘルスケア商品を通信販売で国内の個人のお客さまへ販売。テレビや新聞、雑誌等のメディア広告を見たお客さまにコールセンターを通じて商品の提案とサポートを行い、オンラインショップでも販売しています。
  • 卸販売: 化粧品及びヘルスケア商品をドラッグストアやGMS、バラエティショップ等の取扱店及び販売代理店への卸販売を通じて販売。
  • 海外販売: 東アジアとASEANでECを中心に販売し、事業戦略の見直しを進めています。米国ではオフライン通販・ECともにテスト販売を開始。

事業の特徴・強み

  • PERFECT ONEは多機能なスキンケア商品を展開し、ギネス世界記録に認定されたオールインワン美容液ジェルシリーズを持つ。
  • PERFECT ONE FOCUSは、20代~30代の毛穴悩みにフォーカスした商品を展開し、植物の力で美しさを引き出す。
  • Fun and Healthは、栄養バランス・生活習慣を整えるヘルスケア商品を展開し、シニア世代を中心に販売。
  • Wellness Foodは、健康志向が高いお客さまへ向けたヘルスケア商品を提供し、新たなライフスタイルを提案。

今後の展開・方針

海外での事業戦略の見直しを進め、新たな展開に向けた戦略を再構築。米国ではオフライン通販・ECともにテスト販売を開始。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社グループは主に効率化を目的とした設備投資を行ってきました。特にITインフラや基幹システムの強化に注力し、毎年着実に投資を拡大しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2021-09-30 (170百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社設備に関する投資49百万円、基幹システムの改修に伴う投資39百万円、サーバー設備に関する投資20百万円
  • 2022-09-30 (378百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 通信販売管理システムに関する投資194百万円、ITインフラに関する投資151百万円
  • 2023-09-30 (206百万円)
    目的: 効率化
    詳細: ITインフラに関する投資90百万円、基幹システムの強化に関する投資52百万円
  • 2024-09-30 (432百万円)
    目的: 効率化
    詳細: ITインフラに関する投資206百万円、基幹システムの強化に関する投資131百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ