[4935] リベルタ の財務・株価分析レポート

リベルタの2024年12月期の営業利益は71百万円、営業利益率は0.8%と前年比101百万円減、営業利益率は1.6%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは『喜びを企画して世の中を面白くする』を経営理念に掲げ、人々に喜ばれる様々なジャンルの商材を企画、発掘し、国内外に提供しています。自社ブランドと契約ブランドを通じて、化粧品、医薬部外品、家庭用洗剤、機能衣料、浄水器・医療機器、生活雑貨・家電など多岐にわたる商品を展開しています。

事業セグメント

  • コスメ: 世界60か国以上に展開する削らない角質ケア商品をメインとしたフットケア関連商品、長時間デオドラントクリーム、口臭予防ハミガキなど、美と健康に関わるニッチニーズに特化した多様な化粧品、医薬部外品等を展開。
  • トイレタリー: 浴室のカビ取りに特化した高機能洗剤、高機能洗濯槽クリーナー、実用性の高い家庭用洗剤類を展開。
  • 機能衣料: 猛暑や厳冬など過酷な環境での人々のライフスタイルを補助する様々なテクノロジーを活用した高い機能性を有する衣料を展開。
  • 浄水器・医療機器: 安全とおいしさを追求した浄水器、独自のテクノロジーを用いた健康をサポートするための雑貨類や家庭用医療機器を展開。
  • 生活雑貨・家電他: スイス製ミリタリーウォッチ、快適な生活に役立つ雑貨類、専門家と口腔ケアを追求した独自のオーラルケア商品、美容や健康をサポートする家電製品などを展開。

事業の特徴・強み

  • 独自分析によるニッチニーズの発掘と商材の企画力。ファブレス方式による生産と品質管理。ブランド認知度向上のための内製化されたプロモーションと市場適応力。
  • 国内外の幅広い販路と直接貿易による現地ニーズへの迅速な対応。顧客データベースを活用した顧客リレーション活動による高い顧客満足度とリピート率の向上。

今後の展開・方針

国内外における販路拡大と新たな市場開拓を進める。特に機能衣料ジャンルにおいては、米国現地法人を通じた『FREEZE TECH』の事業展開を積極的に進める。中国市場の開拓を目的とした販売活動を強化し、顧客リレーション活動を通じて商品のロングテール化と高いヒット率を実現する。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、当社は効率化と生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。2020年にはシステムのカスタマイズによる効率化を図り、2021年にはRPA導入による業務自動化を推進しました。2022年以降は主に製造能力の強化に注力し、生活雑貨やオーラルケア製品の金型に投資を行い、2024年には家電ジャンルの製造能力も強化しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-12-31 (5,423千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムとエンドユーザー管理システムの連携カスタマイズ費用及び請求書発行電子化に伴う基幹システムのカスタマイズ費用
  • 2021-12-31 (26,815千円)
    目的: 効率化
    詳細: 基幹システムの更新及び定型業務の自動化を目的としたRPA導入費用
  • 2022-12-31 (25,963千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生活雑貨・オーラルケアジャンルの商品の製造に使用する金型
  • 2023-12-31 (12,117千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生活雑貨・オーラルケアジャンルの商品の製造に使用する金型
  • 2024-12-31 (30,109千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生活雑貨・家電他ジャンルの商品の製造に使用する金型及びオフィスレイアウト変更に伴う建物附属設備

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ