[6798] SMK の財務・株価分析レポート

SMKの2025年03月期の営業利益は-220百万円、営業利益率は-0.5%と前年比1,023百万円増、営業利益率は2.2%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電気通信及び電子機器等用部品の国内及び海外における製造・販売を行っています。

事業セグメント

  • CS(コネクション・システム)事業部: コネクタ(同軸、基板対基板、FPC)、ジャックの製造販売
  • SCI(センシング、コミュニケーション&インターフェース)事業部: リモコン、スイッチ、カメラモジュールの製造販売
  • イノベーションセンター: 無線モジュールの製造販売、新規ビジネス開発
  • その他: 不動産賃貸事業、労働者派遣事業

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外における電気通信及び電子機器用部品の製造・販売の実績

今後の展開・方針

今後の展開や戦略については具体的な記載がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間にわたり、企業は新製品開発や生産の自動化、省力化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。投資は主に金型や機械に集中しており、各事業部門ごとに異なる規模での投資が行われています。近年は投資規模が縮小傾向にありますが、引き続き効率化と新技術の導入を重視しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (38億1千6百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で22億2千1百万円、FC事業部で9億9千1百万円、TP事業部で4億3千8百万円、その他で1億6千4百万円
  • 2016-03-31 (55億1千9百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で21億1千6百万円、FC事業部で16億6千1百万円、TP事業部で6億5千2百万円、その他で10億8千8百万円
  • 2017-03-31 (45億9千5百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で22億6千3百万円、FC事業部で16億3千7百万円、TP事業部で5億4千3百万円、その他で1億5千2百万円
  • 2018-03-31 (31億6千万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で20億5千3百万円、FC事業部で5億4千2百万円、TP事業部で4億4千2百万円、その他で1億2千1百万円
  • 2019-03-31 (4,287百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,993百万円、FC事業部で1,798百万円、TP事業部で413百万円、開発センターで16百万円、その他で64百万円
  • 2020-03-31 (2,996百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,633百万円、SCI事業部で722百万円、開発センターで1百万円、その他で639百万円
  • 2021-03-31 (2,256百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,574百万円、SCI事業部で645百万円、開発センターで4百万円、その他で30百万円
  • 2022-03-31 (1,955百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,146百万円、SCI事業部で744百万円、開発センターで2百万円、その他で62百万円
  • 2023-03-31 (2,149百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,446百万円、SCI事業部で653百万円、開発センターで1百万円、その他で47百万円
  • 2024-03-31 (2,290百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,035百万円、SCI事業部で1,082百万円、開発センターで9百万円、その他で163百万円
  • 2025-03-31 (2,088百万円)
    目的: 新製品開発、生産の自動化、省力化
    詳細: 金型や機械を中心に投資。CS事業部で1,363百万円、SCI事業部で483百万円、イノベーションセンターで3百万円、その他で237百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ