[6806] ヒロセ電機 の財務・株価分析レポート

ヒロセ電機の2025年03月期の営業利益は42,672百万円、営業利益率は22.5%と前年比8,655百万円増、営業利益率は2.0%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社、子会社19社で構成され、多極コネクタ及び同軸コネクタ並びにその他の電子部品等の製造販売を行っています。

事業セグメント

  • 多極コネクタ: 多極コネクタには、丸形コネクタ、角形コネクタ及びプリント配線板用コネクタ等があります。
  • 同軸コネクタ: 同軸コネクタには、同軸コネクタ及び光コネクタがあります。
  • その他: その他には、マイクロスイッチ等があります。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多極コネクタと同軸コネクタを中心に、幅広い電子部品の製造販売を行うことで、多様なニーズに応えています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資は、新製品開発及び合理化、省力化を主な目的として行われており、特に多極コネクタや同軸コネクタの分野において継続的な投資が行われている。近年では生産能力の拡大も目的に加わり、投資規模が増加している。これらの投資は全て手許資金によって賄われている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (146億3千1百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類50億9千9百万円、機械装置37億6千6百万円、土地29億3千5百万円、多極コネクタ89億3千7百万円、同軸コネクタ13億5百万円、その他6億9百万円、全社共通37億7千9百万円
  • 2016-03-31 (133億3百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類50億5千5百万円、機械装置35億5百万円、多極コネクタ114億8千9百万円、同軸コネクタ11億3千3百万円、その他2億5百万円、全社共通4億7千5百万円
  • 2017-03-31 (152億22百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類56億84百万円、機械装置29億96百万円、多極コネクタ100億円、同軸コネクタ13億47百万円、その他1億56百万円、全社共通37億18百万円
  • 2018-03-31 (195億66百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類57億86百万円、機械装置31億46百万円、多極コネクタ144億61百万円、同軸コネクタ24億97百万円、その他3億58百万円、全社共通22億48百万円
  • 2019-03-31 (21,311百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類6,851百万円、機械装置3,576百万円、多極コネクタ15,607百万円、同軸コネクタ1,504百万円、その他644百万円、全社共通3,556百万円
  • 2020-03-31 (18,238百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類4,942百万円、機械装置3,047百万円、多極コネクタ14,686百万円、同軸コネクタ336百万円、その他164百万円、全社共通3,052百万円
  • 2021-03-31 (14,573百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類3,619百万円、機械装置1,780百万円、多極コネクタ11,604百万円、同軸コネクタ227百万円、その他211百万円、全社共通2,531百万円
  • 2022-03-31 (15,230百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類3,505百万円、機械装置2,462百万円、多極コネクタ11,371百万円、同軸コネクタ543百万円、その他190百万円、全社共通3,126百万円
  • 2023-03-31 (19,553百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 金型・治工具類4,574百万円、機械装置2,865百万円、多極コネクタ14,855百万円、同軸コネクタ479百万円、その他416百万円、全社共通3,802百万円
  • 2024-03-31 (32,772百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化
    詳細: 建物・構築物10,708百万円、金型・治工具類4,448百万円、機械装置2,993百万円、多極コネクタ25,320百万円、同軸コネクタ494百万円、その他192百万円、全社共通6,766百万円
  • 2025-03-31 (29,379百万円)
    目的: 新製品開発及び合理化、省力化、生産能力の拡大
    詳細: 建物・構築物6,221百万円、金型・治工具類7,456百万円、機械装置6,449百万円、多極コネクタ18,520百万円、同軸コネクタ590百万円、その他285百万円、全社共通9,984百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ