[6814] 古野電気 の財務・株価分析レポート

古野電気の2025年02月期の営業利益は13,181百万円、営業利益率は10.4%と前年比6,662百万円増、営業利益率は4.7%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、超音波及び電磁波を中心としたセンサー技術をもとに、舶用電子機器及び産業用電子機器の製造販売を主たる事業としています。

事業セグメント

  • 舶用事業: 航海機器、漁労機器及び無線通信装置等の製造・販売を行っています。FURUNO FINLAND OY、ELECTRONIC NAVIGATION LIMITED及び古野香港有限公司が製造し、FURUNO U.S.A.,INC.、FURUNO(UK)LTD.などが販売しています。
  • 産業用事業: 医療機器、ITS機器、GPS機器及び航空機用電子装置等の製造・販売を行っています。当社及び孚諾科技(大連)有限公司が製造・販売しています。
  • 無線LAN・ハンディターミナル事業: ㈱フルノシステムズが主に無線LANアクセスポイント、ハンディターミナル等の製造・販売を行っています。
  • その他: ラボテック・インターナショナル㈱が電磁環境試験事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 超音波及び電磁波を中心としたセンサー技術を活用した製品の製造・販売に強みがあります。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略についての記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、生産設備の増強と研究開発機能の充実・強化を目的とし、継続的に設備投資を実施している。舶用事業や産業用事業、無線LAN・ハンディターミナル事業における生産効率化や業務目的のソフトウエア投資が中心であり、全社共通の建物や研究開発棟の建設も含まれている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (30億6千万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産、研究開発用設備、産業用事業生産、研究開発用設備、その他研究開発用設備、全社共通業務目的のソフトウエア
  • 2016-02-29 (35億2千1百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産、研究開発用設備、産業用事業生産、研究開発用設備、その他研究開発用設備、全社共通業務目的のソフトウエア
  • 2017-02-28 (38億6千3百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産、研究開発用設備、産業用事業生産、研究開発用設備、無線LAN・ハンディターミナル事業業務目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)業務目的のソフトウエア
  • 2018-02-28 (30億3千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産、研究開発用設備、産業用事業生産、研究開発用設備、無線LAN・ハンディターミナル事業業務目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)業務目的のソフトウエア
  • 2019-02-28 (25億9千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産設備及び業務目的のソフトウエア、産業用事業業務目的のソフトウエア、無線LAN・ハンディターミナル事業業務目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)本社建物に対する資本的支出及び業務目的のソフトウエア
  • 2020-02-29 (3,245百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産設備及び業務目的のソフトウエア、産業用事業業務目的のソフトウエア、無線LAN・ハンディターミナル事業業務目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)本社建物に対する資本的支出及び業務目的のソフトウエア
  • 2021-02-28 (4,235百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産効率化のための機械装置、販売目的のソフトウエア及び業務目的のソフトウエア、産業用事業業務目的のソフトウエア、無線LAN・ハンディターミナル事業業務目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)本社建物に対する耐震工事及び新研究開発棟の建設
  • 2022-02-28 (4,670百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産効率化のための工具器具備品、販売目的のソフトウエア及び業務目的のソフトウエア、産業用事業生産効率化のための工具器具備品、無線LAN・ハンディターミナル事業販売目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)研究開発棟SOUTH WINGの建設
  • 2023-02-28 (2,207百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産効率化のための工具器具備品、販売目的のソフトウエア及び業務目的のソフトウエア、産業用事業生産効率化のための工具器具備品、無線LAN・ハンディターミナル事業販売目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)西宮事業所本館1階リニューアルの工事
  • 2024-02-29 (3,811百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 舶用事業生産効率化のための工具器具備品、販売目的のソフトウエア及び業務目的のソフトウエア、産業用事業生産効率化のための工具器具備品、販売目的のソフトウエア及び業務目的のソフトウエア、無線LAN・ハンディターミナル事業販売目的のソフトウエア、その他試験設備、全社(共通)本社建物に対する資本的支出及び業務目的のソフトウエア

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ