[5035] HOUSEI の財務・株価分析レポート

HOUSEIの2024年12月期の営業利益は78百万円、営業利益率は1.6%と前年比77百万円減、営業利益率は1.8%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、日本国内および中国を中心とした海外でITサービスを提供しています。国内ではシステムインテグレーションやソフトウェア販売を行い、海外ではオフショア開発や金融業界向けシステム開発を展開しています。

事業セグメント

  • 国内IT事業: 日本国内の顧客に向けて、システムインテグレーションを主体とした受託システム開発、自社開発のソフトウェア・クラウドサービスの販売を行っています。メディア事業、プロフェッショナルサービス事業、プロダクト推進事業、その他事業に分かれ、各業界向けに特化したシステム開発やサービスを提供しています。
  • 海外IT事業: 璞華国際科技(武漢)有限公司がオフショア開発を行い、璞華供給鎖(蘇州)有限公司が中国国内の金融業界向けシステム開発を行っています。方正環球科技有限公司は香港のメディア業界向けITサービスを提供しています。

事業の特徴・強み

  • 国内IT事業では、コンサルティングから運用・保守までのワンストップソリューションを提供し、数億円から十数億円規模のシステム開発案件を手掛けています。
  • メディア事業では、新聞社向けシステムを提供し、迅速な報道を支える高い安定性を持つシステムを構築しています。
  • プロフェッショナルサービス事業では、クラウド、ビッグデータ、AIを活用した業務システムの構築に対応しています。

今後の展開・方針

今後は、既存のIT資産を有効活用しながらシステムを再構築し、クラウド、ビッグデータ、AIを活用した新たな業務システムの構築を進める予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去3年間にわたり、情報システム事業およびIT事業において、コンピューターなどの電子設備の入れ替え、追加を継続的に実施している。これにより、設備の更新を図り、事業の効率化を推進している。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2022-12-31 (46,624千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業におけるコンピューターなどの電子設備の入れ替え、追加
  • 2023-12-31 (52,302千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 情報システム事業におけるコンピューターなどの電子設備の入れ替え、追加
  • 2024-12-31 (32,161千円)
    目的: 設備更新
    詳細: 国内IT事業および海外IT事業におけるコンピューターなどの電子設備の入れ替え、追加

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ