[5161] 西川ゴム工業 の財務・株価分析レポート

西川ゴム工業の2025年03月期の営業利益は7,324百万円、営業利益率は6.1%と前年比769百万円増、営業利益率は0.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、自動車用部品および建築・土木・化粧品等の業界向け一般産業資材を製造販売しています。連結子会社14社および関連会社3社で構成されています。

事業セグメント

  • 自動車用部品: ゴム・樹脂シール製品や内外装製品を製造販売。日本、北米、東アジア、東南アジアにおいて製造・販売を行っています。
  • 一般産業資材: 建築・土木・化粧品等の業界向け資材を製造販売。住宅用外壁目地材やスキンケア製品、マンホール用ジョイントシール材などを製造しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な地域での製造販売拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。

今後の展開・方針

今後も各地域での製造販売体制を強化し、グローバル市場での競争力を高めることを目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまでの設備投資戦略は、新製品生産設備の導入と合理化を中心に進められており、地域別に日本、北米、東アジア、東南アジアでの投資が行われている。特に自動車用部品事業と一般産業資材事業での新製品および新技術の開発に重点を置いている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (62億円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 自動車用部品事業で新製品のためのシール製品生産設備および合理化投資を中心に59億56百万円、一般産業資材事業で新技術の研究および新製品の開発のための設備に2億43百万円を実施
  • 2016-03-31 (70億22百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 自動車用部品事業で新製品のためのシール製品生産設備および合理化投資を中心に69億31百万円、一般産業資材事業で新技術の研究および新製品の開発のための設備に90百万円を実施
  • 2017-03-31 (60億79百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 自動車用部品事業で新製品のためのシール製品生産設備および合理化投資を中心に59億20百万円、一般産業資材事業で新技術の研究および新製品の開発のための設備に1億59百万円を実施
  • 2018-03-31 (62億35百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 自動車用部品事業で新製品のためのシール製品生産設備および合理化投資を中心に61億17百万円、一般産業資材事業で新技術の研究および新製品の開発のための設備に1億18百万円を実施
  • 2019-03-31 (7,813百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で4,115百万円、北米で1,817百万円、東アジアで1,360百万円、東南アジアで519百万円を投資
  • 2020-03-31 (9,182百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で4,176百万円、北米で2,222百万円、東アジアで1,680百万円、東南アジアで1,102百万円を投資
  • 2021-03-31 (4,769百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で2,089百万円、北米で1,493百万円、東アジアで681百万円、東南アジアで505百万円を投資
  • 2022-03-31 (4,179百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で2,477百万円、北米で483百万円、東アジアで885百万円、東南アジアで331百万円を投資
  • 2023-03-31 (5,066百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で2,601百万円、北米で1,697百万円、東アジアで686百万円、東南アジアで80百万円を投資
  • 2024-03-31 (4,800百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で2,659百万円、北米で973百万円、東アジアで1,051百万円、東南アジアで115百万円を投資
  • 2025-03-31 (4,905百万円)
    目的: 新製品生産設備および合理化
    詳細: 日本で3,347百万円、北米で741百万円、東アジアで650百万円、東南アジアで166百万円を投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ