[5279] 日本興業 の財務・株価分析レポート

日本興業の2025年03月期の営業利益は594百万円、営業利益率は4.0%と前年比180百万円増、営業利益率は1.0%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は当社および子会社3社で構成され、コンクリート二次製品の製造・販売ならびにこれらに付帯する輸送、工事請負などの事業活動を行っています。

事業セグメント

  • 土木資材事業: 公共事業向けのボックスカルバート、ヒューム管、重圧管、L型擁壁ほか水路用・道路用・農林用・下水道用製品を製造・販売。また、子会社の葉月工業株式会社は法面保護工事業を行っています。
  • 景観資材事業: パブリックスペース向けのコンクリート舗装材、擬木、擬石などを製造・販売。
  • エクステリア事業: 民間住宅向けのガーデン製品、積みブロックなどを製造・販売。子会社のニッコーエクステリア株式会社は当社製品の一部を全国に販売し、当社は同社の取扱い商品の一部を仕入れています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • コンクリート二次製品の製造・販売に加え、輸送や工事請負などの付帯事業を展開。子会社を通じた多角的な事業展開と企業提携による製品の多様化。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明が含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断し、設備更新を中心とした設備投資を行ってきました。毎年の設備投資額は変動しており、特に2017年度には総社ヤードの土木資材事業生産設備の売却が行われました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (2億68百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2016-03-31 (1億85百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2017-03-31 (4億9百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定。総社ヤード(岡山県総社市)の土木資材事業生産設備を売却
  • 2018-03-31 (1億83百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2019-03-31 (201百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2020-03-31 (342百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2021-03-31 (708百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2022-03-31 (376百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2023-03-31 (389百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2024-03-31 (703百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定
  • 2025-03-31 (585百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 景気予測、業界動向、投資効率等を総合的に判断して策定

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ