[5280] ヨシコン の財務・株価分析レポート

ヨシコンの2025年03月期の営業利益は4,678百万円、営業利益率は17.0%と前年比1,634百万円増、営業利益率は4.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、当社及び連結子会社5社で構成され、不動産の販売、賃貸・管理、建築資材の販売、衣料品販売、保険代理店業など多岐にわたる事業を展開しています。

事業セグメント

  • レジデンス事業: マンション分譲及び一棟売りマンションや戸建住宅など不動産の販売に従事しています。
  • 不動産開発事業: 総合デベロッパーとして企画から土地開発を手懸け、宅地分譲や商工業・物流施設の誘致開発など不動産の販売に従事しています。
  • 賃貸・管理等事業: 不動産の賃貸借及び管理、仲介、設計監理、工事請負に従事しています。
  • マテリアル事業: 主にコンクリート二次製品や生コンクリート、土木・建築用資材の販売等に従事しています。
  • その他: 衣料品販売業や保険代理店業等の事業を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多岐にわたる事業展開により、安定した収益基盤を持っています。

今後の展開・方針

事業の系統図に基づき、各事業分野でのさらなる成長と市場拡大を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去10年間、当社は生産能力の増強と効率化を主な目的として設備投資を行ってきました。特に、太陽光発電設備や駐車場設備の改修、土地・建物の購入などを通じて、持続可能な成長を目指しています。近年では、新規事業への投資や販売能力の増強にも注力し、多様な事業展開を図っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4億24百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 太陽光発電設備の購入など
  • 2016-03-31 (2億12百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 車両の購入、土地の購入など
  • 2017-03-31 (3億69百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 駐車場設備の改修、機械装置の購入など
  • 2018-03-31 (65百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 賃貸ビルの内装工事、製品保管用倉庫の購入など
  • 2019-03-31 (298百万円)
    目的: 効率化
    詳細: ソフトウェアの購入、駐車場の造成など
  • 2020-03-31 (129百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: ソフトウェアの購入、店舗改修など
  • 2021-03-31 (1,247百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 建物・土地の購入など
  • 2022-03-31 (73百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 改修工事やソフトウェア購入など
  • 2023-03-31 (94百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 不動産販売用設備や車両購入など
  • 2024-03-31 (104百万円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: マンションのモデルルーム建設など
  • 2025-03-31 (361百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 土地・建物の購入など

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ