[5283] 高見澤 の財務・株価分析レポート

高見澤の2024年06月期の営業利益は1,803百万円、営業利益率は2.5%と前年比172百万円増、営業利益率は0.2%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、株式会社高見澤を中心に子会社10社及び関連会社2社で構成され、建設関連事業、電設資材事業、カーライフ関連事業、住宅・生活関連事業を展開しています。

事業セグメント

  • 建設関連事業: コンクリート二次製品、生コンクリート・砂利・砂の製造販売、セメント他建設資材の販売、土木建築の請負、建築工事、貨物自動車運送を行っています。
  • 電設資材事業: 電設資材、産業機器、空調システム等の販売を行っています。
  • カーライフ関連事業: 石油製品の販売、自動車の販売・整備・賃貸、損害保険代理業務を行っています。
  • 住宅・生活関連事業: 不動産売買・媒介及び管理、廃棄物の処理処分とその収集運搬、青果物の販売、食品加工品の製造販売、ゴルフ練習場の経営、農業用機械の製造販売、ミネラルウォーターの製造販売、ケーブルテレビ局経営、発電事業及び電気の供給・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野にわたる幅広い製品・サービスの提供を通じて、地域社会に貢献しています。

今後の展開・方針

現地向けの生コンクリート製造販売を強化し、地域のインフラ整備に貢献することを目指しています。また、各事業分野における製品・サービスの拡充を図り、持続可能な成長を追求します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、設備投資は主に生産能力の増強を目的としており、各事業セグメントにおいて設備の拡充、新築、改修が行われている。特に建設関連事業や電設資材事業においては、事務所棟の新築や設備の更新が頻繁に行われている。また、住宅・生活関連事業では土地購入や賃貸用物件の取得が進められている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-06-30 (781百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生コン事業部の事務所棟の新築、ラフタークレーンの購入、コンクリート二次製品製造設備の更新、昭和電機産業株式会社の倉庫用土地の取得、ローリー車や洗車機の購入、太陽光発電設備の増設
  • 2016-06-30 (567百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: ラフタークレーン、事業用トラック、フォークリフト、ミキサー車の買い替え、烟台市長野建材有限公司のストックヤードの屋根設置、貨物自動車の購入、複合機の入れ替え、ローリー車や洗車機の購入、太陽光発電設備の増設、石堂ビルの改修工事
  • 2017-06-30 (452百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 事業用トラックの購入、生コンクリートプラント操作盤更新、昭和電機産業㈱の東信産業機器営業所の新築、複合機の入れ替え、洗車機やPOSシステムの購入、農業資材用テント倉庫の新築、農業資材設備の増設、賃貸用アパートの購入
  • 2018-06-30 (1,158百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 事業用大型トレーラの購入、生コンクリートプラントのミキサー更新、昭和電機産業㈱の本社事務所棟の建設工事、長野産業機器営業所の事務所棟新築、ガソリンスタンドの空調設備改修、POSシステムの購入、賃貸用マンションの敷地購入、空調機器の入れ替え
  • 2019-06-30 (1,479百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンクリート二次製品のDC工場成型設備の改修、建設事業部の車庫新設工事、昭和電機産業株式会社の本社事務所棟及び長野産業機器営業所の事務所棟新築、洗車機や石油ローリー車の購入、株式会社ナガトクの作業場改修工事、レーズン計量・包装設備の購入
  • 2020-06-30 (969百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 事業用クレーン車の購入、生コンクリートプラントのミキサー車購入、昭和電機産業株式会社の事務所屋根改修、上燃株式会社のセルフ佐久塚原SSの新設、松本市の土地購入
  • 2021-06-30 (1,302百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 貨物運送業用トラックの購入、コンクリートポンプ車購入、昭和電機産業株式会社の中津川営業所新築工事、上燃株式会社の松本営業所の土地・建物購入、長野市豊野東部工業団地の土地購入
  • 2022-06-30 (841百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 貨物運送業用トラックの購入、コンクリート二次製品製造工場の橋形クレーン購入、昭和電機産業株式会社の佐久営業所移転、カーセブン中野店新設、安茂里小市の土地購入
  • 2023-06-30 (1,145百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンクリート二次製品製造工場型枠購入、昭和電機産業株式会社の佐久営業所移転、石油オート本部事務所移転工事、不動産賃借物件購入
  • 2024-06-30 (1,889百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: コンクリート二次製品製造工場型枠購入、昭和電機産業株式会社の上越支店改修工事、石油配送タンクローリー購入、特産培地加工工場の建設

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ