[6941] 山一電機 の財務・株価分析レポート

山一電機の2025年03月期の営業利益は8,225百万円、営業利益率は18.2%と前年比5,292百万円増、営業利益率は10.1%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

山一電機株式会社及びその子会社15社からなる当社グループは、半導体検査工程に使用されるICソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品等の機構部品の製造販売を主たる業務としています。

事業セグメント

  • テストソリューション事業: 主要な製品は、バーンインソケット、テストソケット及び半導体テスト関連サービスであり、製造販売は当社及び海外子会社が行っています。テストソリューションサービセスINC.はメンテナンス事業も行っています。
  • コネクタソリューション事業: 主要な製品は、高速伝送用コネクタ、カードコネクタ、インターフェースコネクタ、基板コネクタ、圧接コネクタ、実装用ICソケット、その他各種コネクタ及びYFLEX(高速伝送用ケーブル、実装基板)であり、製造販売は当社及び海外子会社が行っています。
  • 光関連事業: 主要な製品は、RGBフィルタ、UV/IRカットフィルタ、ダイクロイックフィルタ・ミラー、蛍光ダイクロイックフィルタ、ショート/ロングパスフィルタ、バンドパスフィルタ及び半導体レーザ光源であり、光伸光学工業㈱が製造販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 当社グループは、半導体検査工程におけるICソケット製品や電子・電気機器向けコネクタ製品の製造販売において、国際的な子会社ネットワークを活用し、広範な市場に対応しています。

今後の展開・方針

今後の展開や戦略についての具体的な記述はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、電子・電気機器関連事業において、事業規模の拡大と強靱な企業体質の実現を目的に、継続的に設備投資を行ってきた。特にテストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を通じて、生産体制の強化を図っている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (1,812,413千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2016-03-31 (2,241,977千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2017-03-31 (1,516,108千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2018-03-31 (1,985,409千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2019-03-31 (1,741,501千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2020-03-31 (2,034,736千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2021-03-31 (3,770,589千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2022-03-31 (2,627,331千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2023-03-31 (4,506,895千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2024-03-31 (5,233,119千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。
  • 2025-03-31 (3,125,322千円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 電子・電気機器関連事業としての設備投資。テストソリューション事業、コネクタソリューション事業、光関連事業への投資を含む。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ