[6943] NKKスイッチズ の財務・株価分析レポート

NKKスイッチズの2025年03月期の営業利益は-452百万円、営業利益率は-6.0%と前年比821百万円減、営業利益率は9.9%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、NKKスイッチズ株式会社及び子会社10社で構成され、産業用スイッチの製造、販売を主たる業務としています。

事業セグメント

  • 日本: 当社は産業用スイッチを製造、販売しています。NKKスイッチズパイオニクス株式会社は、日本において当社製品の組立加工をし、当社へ販売しています。
  • 欧米: 子会社NKK Switches of America, Inc.は北米において、NKK Switches Europe GmbHはEMEA(欧州、中東、アフリカ)において当社製品を販売しています。
  • アジア: 子会社NKK Switches Hong Kong Co., Ltd.は香港・アジアにおいて、恩楷楷(上海)開関有限公司は中国において当社製品を販売しています。NKK Switches Mactan, Inc.はフィリピンにおいて、恩楷楷開関(東莞)有限公司は中国において当社製品の組立加工をし、当社へ販売しています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • グローバルな販売ネットワークを持ち、各地域での組立加工と販売を行うことで、地域ごとのニーズに対応しています。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明が含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、当社グループは主に生産能力の増強を目的とした設備投資を行ってきました。特にスイッチ生産設備の増設や新工場建設用地の取得など、国内外での生産拠点の強化に注力しています。最近では効率化を目的とした新基幹システムの構築にも投資を行っています。これらの投資は全て自己資金で賄われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (4億2千5百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 日本における金型の取得8千5百万円、いわき工場のクリーンルーム増築工事1億3千3百万円
  • 2016-03-31 (7億1千6百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: フィリピンにおける工場及び生産設備の新設3億9千4百万円
  • 2017-03-31 (5億9千3百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社におけるスイッチ生産設備の増設等1億4千3百万円、フィリピンにおける工場及び生産設備の新設6千4百万円
  • 2018-03-31 (4億3千7百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社及びフィリピンにおけるスイッチ生産設備の増設等8千6百万円
  • 2019-03-31 (316百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社におけるスイッチ生産設備の増設等87百万円
  • 2020-03-31 (304百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等96百万円
  • 2021-03-31 (96百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等36百万円
  • 2022-03-31 (256百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等65百万円
  • 2023-03-31 (563百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等176百万円
  • 2024-03-31 (1,190百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: NKKスイッチズ パイオニクスにおける新工場建設用地の取得671百万円、当社本社における新試験室の整備等224百万円、当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等176百万円
  • 2025-03-31 (605百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 当社本社における新基幹システムの構築等254百万円、当社本社及び中国におけるスイッチ生産設備の増設等203百万円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ