[5363] 東京窯業 の財務・株価分析レポート

東京窯業の2025年03月期の営業利益は4,503百万円、営業利益率は14.1%と前年比1,321百万円増、営業利益率は3.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、耐火物関連製品の製造販売を主な事業とし、環境関連製品、窯業機械器具製造、建築、修繕、運輸などの事業も展開しています。

事業セグメント

  • 耐火物関連事業: 鉄鋼向け耐火煉瓦、不定形耐火物、非鉄金属向け黒鉛坩堝、ニューセラミックス等の製造販売を行っています。日本、北米、ヨーロッパ、アジアにおいて各地域の子会社が製造販売を担当しています。
  • その他の事業: 環境関連製品のリサイクル機器、リサイクル製品の販売、窯業機械器具の製造・修繕、建築・修繕、運輸、スポーツ施設の運営などを行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • グローバルな製造販売ネットワークを持ち、各地域での製品供給を実現しています。

今後の展開・方針

今後も耐火物関連製品の製造販売を中心に、環境関連製品やその他の事業の拡大を図っていく予定です。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは耐火物関連事業を中心に、主に日本国内での生産設備の更新と合理化を目的とした設備投資を継続的に行ってきました。北米、ヨーロッパ、アジアでも関連会社を通じて投資を行い、全体的な生産効率の向上を図っています。その他事業においても機械加工設備の更新と合理化を進めており、全体として設備の近代化と効率化を推進しています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (653,253千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2016-03-31 (856,461千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を行い、アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を実施。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2017-03-31 (846,131千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2018-03-31 (1,188,884千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2019-03-31 (1,483,803千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2020-03-31 (1,356,691千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2021-03-31 (1,141,814千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2022-03-31 (918,290千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2023-03-31 (986,962千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2024-03-31 (991,512千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。
  • 2025-03-31 (1,341,053千円)
    目的: 設備更新・合理化
    詳細: 日本では明智セラミックス㈱を中心に生産設備の更新と合理化を実施。北米ではTYKアメリカINC.が投資を行い、ヨーロッパではTYK Ltd.とTYKヨーロッパGmbHが投資を実施。アジアでは台湾東京窯業股份有限公司と青島東窯陶瓷有限公司が投資を行った。その他事業では豊栄興業㈱と連結子会社が機械加工設備の更新と合理化を実施。

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ