[6977] 日本抵抗器製作所 の財務・株価分析レポート

日本抵抗器製作所の2024年12月期の営業利益は-133百万円、営業利益率は-2.1%と前年比233百万円減、営業利益率は3.5%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、電子部品の製造販売を主たる業務としており、抵抗器、ポテンショメーター、ハイブリッドIC、電子機器を製造しています。

事業セグメント

  • 抵抗器: 自動車用、農電機器用、住設機器用、電源機器用、医療機器用、家電用などに使用され、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産されます。
  • ポテンショメーター: 自動車用、建設機械用、農電機器用などに使用され、主に㈱サンジェニックスで生産されます。
  • ハイブリッドIC: 自動車用、空調用、電源機器用、医療機器用、家電用などに使用され、主に㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産されます。
  • 電子機器: 自動車用、空調機器用、住設機器用、農電機器用などに使用され、主に㈱日本抵抗器大分製作所、㈱サンジェニックス、解亜園(上海)電子製造有限公司で生産されます。

事業の特徴・強み

  • 当社が生産管理、品質管理を行い、日本抵抗器販売㈱に販売することで、製品の品質を保証しています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な記載はありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは、原価低減と品質向上を目的に生産設備の更新を中心とした設備投資を継続的に行ってきました。投資は主に有形固定資産に対して行われており、近年では無形固定資産への投資も含まれています。設備投資は年々増加傾向にあり、2024年には337百万円に達しました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2014-12-31 (1億1千1百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資
  • 2015-12-31 (6千6百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資
  • 2016-12-31 (7千5百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資
  • 2017-12-31 (1億4千7百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2018-12-31 (1億7千1百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2019-12-31 (191百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2020-12-31 (157百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2021-12-31 (95百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2022-12-31 (118百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2023-12-31 (241百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む
  • 2024-12-31 (337百万円)
    目的: 設備更新
    詳細: 原価低減と品質向上を図るため、生産設備の更新を中心に設備投資。有形固定資産の他、無形固定資産への投資を含む

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ