[6994] 指月電機製作所 の財務・株価分析レポート

指月電機製作所の2025年03月期の営業利益は1,990百万円、営業利益率は7.3%と前年比892百万円増、営業利益率は3.1%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループはフィルムコンデンサを中核とし、関連商品の製造販売を行い、省エネルギーや電力品質改善の技術を活用した電力機器システム商品等の生産販売を行っています。

事業セグメント

  • コンデンサ・モジュール: 秋田指月㈱、九州指月㈱及び岡山指月㈱が製造し、主に当社が仕入れ販売。海外ではアメリカンシヅキ㈱が製造及び米国市場に販売、指月獅子起(上海)貿易有限公司が中国市場に販売、タイ指月電機㈱が製造及びタイ市場に販売。
  • 電力機器システム: 当社が製造販売し、九州指月㈱が製造した全てを当社が仕入れ販売。海外では指月獅子起(上海)貿易有限公司が中国市場に販売、タイ指月電機㈱が製造及びタイ市場に販売。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 省エネルギー、電力品質改善の技術とノウハウを活用し、省エネや安定操業など市場の要請に応える商品を提供。

今後の展開・方針

テキストには具体的な今後の展開・戦略の説明が含まれていません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社は生産の合理化や需要増加に伴う設備増強を目的とし、継続的に設備投資を行っています。特にコンデンサ・モジュール分野での生産能力増強を中心に、秋田指月㈱や岡山指月㈱での生産棟の建設や生産設備の投資を行い、品質管理体制の強化を図っています。これにより、EV・HEV用フィルムコンデンサの増産に対応し、需要に応えています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (12億3千2百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱における生産棟の建設、新規生産設備及び維持更新
  • 2016-03-31 (5億5千9百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱における生産設備の投資や各子会社の生産設備・品質管理体制強化
  • 2017-03-31 (15億1千4百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 岡山指月㈱における生産棟の建設や生産設備の投資及び品質管理体制強化
  • 2018-03-31 (18億9千8百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 岡山指月㈱における生産棟の建設や生産設備の投資及び品質管理体制強化
  • 2019-03-31 (2,009百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 生産・試験設備の投資及び品質管理体制強化
  • 2020-03-31 (1,973百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるEV・HEV用フィルムコンデンサの増産対応
  • 2021-03-31 (1,139百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるxEV用フィルムコンデンサの増産対応
  • 2022-03-31 (1,764百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるxEV用フィルムコンデンサの増産対応
  • 2023-03-31 (805百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるxEV用フィルムコンデンサの増産対応
  • 2024-03-31 (1,602百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるxEV用フィルムコンデンサの増産対応
  • 2025-03-31 (1,602百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 秋田指月㈱及び岡山指月㈱におけるxEV用フィルムコンデンサの増産対応

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ