[6997] 日本ケミコン の財務・株価分析レポート

日本ケミコンの2025年03月期の営業利益は3,740百万円、営業利益率は3.0%と前年比5,682百万円減、営業利益率は3.2%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社の企業集団は、電子部品等の製造・販売を主たる業務としております。

事業セグメント

  • コンデンサ: 国内ではケミコン東日本㈱、ケミコンデバイス㈱が製造し、当社が仕入・販売を行っています。海外では、United Chemi-Con, Inc.、P.T. Indonesia Chemi-Con、貴弥功(無錫)有限公司、他2社及び関連会社1社が製造・販売を行い、Europe Chemi-Con (Deutschland) GmbH、Hong Kong Chemi-Con Ltd.他5社が販売しています。コンデンサ用材料は、国内外で製造・販売され、KDK販売㈱が販売を担っています。
  • その他: 国内子会社のケミコンデバイス㈱他1社、海外子会社1社が製造し、当社が仕入・販売を行っています。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 国内外に広がる製造・販売ネットワークを持ち、複数の子会社と関連会社を通じて事業を展開しています。

今後の展開・方針

テキストには今後の展開・戦略に関する具体的な記述がありません。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去から現在に至るまで、主にアルミ電解コンデンサおよびその関連設備の生産能力増強を目的とした設備投資を継続的に行っている。特に、アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備の増強が多くの期間で見られ、効率化や合理化も一部の期間で実施されている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (52億3百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ及び電気二重層キャパシタの生産設備増強
  • 2016-03-31 (43億54百万円)
    目的: 合理化
    詳細: アルミ電解コンデンサ生産設備の合理化
  • 2017-03-31 (45億90百万円)
    目的: 合理化
    詳細: アルミ電解コンデンサ生産設備の合理化
  • 2018-03-31 (75億25百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2019-03-31 (9,553百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2020-03-31 (5,620百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2021-03-31 (3,477百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2022-03-31 (5,858百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2023-03-31 (7,704百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2024-03-31 (11,195百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強
  • 2025-03-31 (7,631百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: アルミ電解コンデンサ用電極箔の生産設備及びアルミ電解コンデンサの生産設備の増強

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ