[7049] 識学 の財務・株価分析レポート

識学の2025年02月期の営業利益は330百万円、営業利益率は6.1%と前年比443百万円増、営業利益率は8.5%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社は、独自に開発した識学理論を基に、ヒトの意識構造を分析し、誤解や錯覚を解決することで組織の生産性を向上させるサービスを提供しています。

事業セグメント

  • 組織コンサルティング事業: 識学に基づく組織運営を導入し、組織の生産性を向上させるマネジメントコンサルティングサービスやプラットフォームサービスを提供します。
  • スポーツエンタテインメント事業: スポーツ分野における識学の適用を通じた組織運営の支援を行います。
  • VCファンド事業: ベンチャーキャピタルファンドを通じた投資活動を行います。
  • ハンズオン支援ファンド事業: 投資先企業に対するハンズオン支援を通じた成長支援を行います。

事業の特徴・強み

  • 識学は高い汎用性を持ち、さまざまな組織規模や多業種に適用可能です。
  • 顧客ニーズを深耕するサービス展開により、リピート獲得を実現しています。
  • 識学に基づく自社の効率的な経営及び講師育成を行っています。
  • 自社で識学を日常組織運営に適用可能とするプログラムを開発しています。
  • 識学の独自性と一貫したロジックにより、集客の下地を醸成しています。

今後の展開・方針

識学を活用した組織コンサルティング事業を中心に、スポーツエンタテインメント事業、VCファンド事業、ハンズオン支援ファンド事業を展開し、各事業セグメントの相乗効果を高めていくことを目指しています。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に効率化を目的とした設備投資が行われてきました。これには本社や支店の移転、増床、オフィスレイアウトの変更に伴う設備工事や什器備品の購入が含まれます。また、従業員の福利厚生を目的とした建物の建設も実施されました。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2020-02-29 (95,206千円)
    目的: 効率化
    詳細: 本社移転による設備工事、什器備品等
  • 2021-02-28 (43,509千円)
    目的: 効率化
    詳細: 支店移転による設備工事及び什器備品の購入
  • 2022-02-28 (32,580千円)
    目的: 効率化
    詳細: 増床に伴う設備工事及び什器備品の購入
  • 2023-02-28 (66,760千円)
    目的: 効率化
    詳細: 増床に伴う設備工事及び什器備品の購入、従業員の福利厚生用建物の建設
  • 2024-02-29 (5,076千円)
    目的: 効率化
    詳細: オフィスレイアウト変更に伴う設備工事及び什器備品の購入

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ