[7059] コプロ・ホールディングス の財務・株価分析レポート

コプロ・ホールディングスの2025年03月期の営業利益は2,763百万円、営業利益率は9.2%と前年比622百万円増、営業利益率は0.3%pt増です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、純粋持株会社として経営管理を行い、建設技術者、機電・半導体技術者、IT技術者の人材派遣・紹介サービスを全国14拠点で展開しています。

事業セグメント

  • 建設技術者派遣・紹介: 株式会社コプロコンストラクションが建設・プラントエンジニア専門の人材派遣・紹介サービスを提供し、建築・土木・設備・プラントにおける現場監督やCADオペレーターを派遣しています。
  • 機電・半導体技術者派遣・請負: 株式会社コプロテクノロジーが機電・半導体エンジニアの人材派遣・請負サービスを提供し、大手製造業の開発・設計部門に技術者を派遣しています。
  • IT技術者派遣: 株式会社コプロテクノロジーがIT技術者派遣サービスを提供し、ITエンジニア向けの案件情報を配信するサイト「ベスキャリIT」を運営し、システム開発等のサービスを提供しています。

事業の特徴・強み

  • 自社運営求人サイトを通じた人材確保と、入社教育の徹底、派遣技術社員へのきめ細やかなフォロー体制の構築により、技術者の満足度と定着率を向上させています。
  • 研修施設「監督のタネ」や「セミコンテクノラボ」を設け、未経験者でも安心してキャリアをスタートできる教育環境を提供し、技術者のキャリアアップを促進しています。

今後の展開・方針

若手未経験者向けの求人・採用に注力し、中長期的な事業成長を担う人材を確保することを目的とした新卒採用を強化。教育の場を提供し、技術者のキャリアアップを支援し、顧客満足度の向上を図ります。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

過去数年間にわたり、主に支店の開設・移転や本社の移転に伴う建物及び構築物の取得、工具、器具及び備品の取得を通じて販売能力の増強を図っている。また、新規基幹システムや営業支援システムの開発、自社求人サイトのリニューアルを通じて効率化と合理化を進めている。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2019-03-31 (75,120千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 支店の開設・移転等による建物及び構築物の取得48,635千円、工具、器具及び備品の取得9,999千円
  • 2020-03-31 (87,286千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 支店の開設・移転等による建物及び構築物の取得18,370千円、工具、器具及び備品の取得4,148千円、建設仮勘定4,400千円、新規基幹システム開発等によるソフトウエア仮勘定28,314千円
  • 2021-03-31 (227,732千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 支店の開設・移転等による建物及び構築物の取得84,217千円、工具、器具及び備品の取得26,845千円、本社移転による建設仮勘定9,460千円、新規基幹システム開発等によるソフトウエア仮勘定97,075千円
  • 2022-03-31 (305,413千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社移転に伴う建物及び構築物の取得167,338千円、器具及び備品の取得51,472千円、自社求人サイト「現キャリ」の全面リニューアルに伴うソフトウエア44,919千円
  • 2023-03-31 (288,533千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 本社改装に伴う建物及び構築物の取得16,224千円、工具、器具及び備品の取得12,309千円、支店移転に伴う建物及び構築物の取得105,656千円、工具、器具及び備品の取得82,894千円、営業支援システムの開発等によるソフトウェア仮勘定の取得42,012千円
  • 2024-03-31 (417,377千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 支店の移転、新設に伴う建物及び構築物の取得23,883千円、工具、器具及び備品の取得19,224千円、営業支援システムの開発等によるソフトウェアの取得117,410千円、新基幹システムの開発等によるソフトウェア仮勘定の取得79,056千円、自社求人サイト「ベスキャリ機電/建設」の開発等によるソフトウェアの取得79,212千円、SES事業譲受による無形固定資産の取得90,832千円
  • 2025-03-31 (235,679千円)
    目的: 販売能力増強
    詳細: 支店の移転に伴う建物及び構築物の取得43,462千円、工具、器具及び備品の取得36,524千円、本社の移転準備に伴う建設仮勘定の取得74,250千円、営業支援システム、新基幹システムの開発等によるソフトウェア仮勘定の取得20,827千円、自社求人サイト「ベスキャリIT/機電/建設」の開発等によるソフトウェアの取得31,923千円、連結子会社におけるSES事業譲受による無形固定資産の取得20,000千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ