[5576] オービーシステム の財務・株価分析レポート

オービーシステムの2025年03月期の営業利益は562百万円、営業利益率は7.3%と前年比29百万円減、営業利益率は1.3%pt減です。

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、情報サービス産業におけるシステムインテグレーションサービスを提供し、DXやクラウドコンピューティングなどの新技術分野にも事業展開しています。日立製作所や三菱電機ソフトウエアとの長年の取引実績を持ち、システムインテグレーションサービス事業を単一セグメントとしながら、金融事業、産業流通事業、社会公共事業、ITイノベーション事業の4つのサービスラインに区分しています。

事業セグメント

  • 金融事業: 銀行、保険、証券、クレジットの各分野でのシステムインテグレーション、コンサルティング、ソフトウェアの設計・開発・保守を行い、エンドユーザや国内ITメーカ、元請システムインテグレーターからの受託開発、運用保守を中心に展開。
  • 産業流通事業: 産業流通、マイコン、医療の各分野でソフトウェアの設計・開発・保守を行い、エンドユーザや国内ITメーカ、元請システムインテグレーターからの受託開発、運用保守を中心に展開。
  • 社会公共事業: 社会基盤、メディア情報、公共、文教・教育系分野でのシステムインテグレーション、コンサルティング、ソフトウェアの設計・開発・保守を行い、エンドユーザや国内ITメーカ、元請システムインテグレーターからの受託開発を中心に展開。
  • ITイノベーション事業: 先端技術をリードする人材育成とデジタルソリューションサービス事業の拡大を目指し、元請システムインテグレーターとの協業を推進。システム全体の見積り、業務支援アプリケーションパッケージの設定、インフラ構築、プロジェクトマネージメントのサービス事業を展開。

事業の特徴・強み

  • 日立製作所や三菱電機ソフトウエアとの長年の取引実績を持ち、ビジネスパートナーとしての関係を築いている。
  • システムインテグレーションサービスの提供において、協力会社と連携し、顧客ニーズに柔軟に応える体制を整えている。

今後の展開・方針

DX化への取り組みを強化し、次世代オープン勘定系システム開発やビッグデータ活用に向けたシステムのオープン化事業に注力。産業流通分野では、ビッグデータを活用した受注予測システムの構築やクラウドコンピューティング需要に対応。医療分野ではAIを活用した臨床検査システムを開発し、販売を開始。社会公共事業では、DX化に力を入れ、自治体情報システムの標準化対応に参画。ITイノベーション事業では、顧客のDX化事業を含めた業務改革の支援を強化。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当連結会計年度における設備投資は主にパソコンの購入により効率化を図るもので、総額21,945千円の投資が行われました。重要な設備の除却や売却はありませんでした。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2025-03-31 (21,945千円)
    目的: 効率化
    詳細: パソコンの購入16,697千円

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図